ZENT 名古屋北店グランドオープン1カ月後レポート

2014.06.05 / ホール

4月25日にZENT名古屋北店がグランドオープンし、PiDEA.webでもレポートした(動画はコチラ)(記事はコチラ)。総設置台数2100台(パチンコ1206台、パチスロ894台)をワンフロアで構える全国でも最大級の規模を誇る店舗で、日本中のパチンコ業界関係者から注目が集まった。

敷地内のテナントには、コメダ珈琲、サークルKサンクス、ファーストフードのスガキヤなど名古屋を象徴する店舗の他、フラワーショップ、クリーニング店が並び。さらにビートたけしと現代美術作家のヤノベケンジ氏がコラボレートしたミュージアムを隣接させている。店舗の設備も充実しており、全台ダイコク電機製の各台計数機を、データランプにはBiGMO PREMIUMを設置している。さらにパチンコ島では、DECOREOを設置し、顧客満足度の向上に努めている。また、5スロコーナーには各台計数機が用いられている。一度遊技から離 れた来店客も店内で快適に過ごせるよう、女性専用のレストルームや喫煙ルームもしつらえられている。

ZENT名古屋北店が注目されるのには別の理由もある。それはエリアだ。店舗目の前の庄内川をわたって5キロ圏内に競合店がひしめき合っているのである。2013年11月22日にはマルハン上小田井駅前店1535台(パチンコ1012台、パチスロ523台)がオープン。それに対抗するように同年12月にプレイランドキャッスルワンダー店1228台(パチンコ760台、パチスロ468台)がリニューアルオープンした。この2店舗の距離はおよそ1キロ。マルハンとキャッスルの対決に割って入るようにZENT名古屋北店がオープンしたことで、このエリアの稼働は3つに分割されると思われた。

4月25日、ZENT名古屋北店のグランドオープンは空き台なしで全台フル稼働。パチスロコーナーではオープン直後から出玉を持ったユーザーも多く見られた。同店への期待が高かったこともあってしばらくは稼働がいい日が続いた。ここまでは大方の予想通りだが、近隣エリアの店舗は稼働率をほぼキープできていたのである。これは、ZENT名古屋北店がやや遠目のエリアから集客を図り、それに成功したと考えることもできる。また、 キャッスルワンダーの突然の店休(全面改装のため休業)も少なからず影響しているだろう。

4月25日にグランドオープンし、あれから約1カ月経った今どうなっているのか。

徐々にグランドオープンの熱も下がってきたためか、稼働も落ち着きつつある。エンタープライズ社提供による稼働率データでは、4月28日~5月4日週で89.6%。5月5日~5月11日週で82.6%。5月12日~5月18日週で70.4%となっている。同店の稼働が落ち着きを見せたころに、ライバル店が何を仕掛けてくるのか、注目が集まる。勝つのは、ZENT名古屋北店か、マルハン上小田井駅前店か、休業明けのプレイランドキャッスルワンダー店か。

(参考)周辺の店舗一口寸評
・パーラークリオコート(4月末のリニューアル後好調)
・比良センター(稼働状況に大きな変化なし)
・マルハン上小田井駅前店(稼働状況に大きな変化なし)
・タイホウ楠(稼働状況に大きな変化なし)
・東宝プラザ城西(近隣の他店舗のリニューアルの有無で上下する)
・東宝プラザ師勝(稼働状況に大きな変化なし)
・プレイランドキャッスルワンダー(全面改装のため休業)

(文章・PiDEA編集部)

※写真はすべてグランドオープン当時のもの

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