SNSはプライベート、上司や先輩は友達申請してこないで!

2018.12.10 / 連載

【隔週火曜更新】三浦真理恵のモテる処方箋
第81回「上司や先輩からのSNS友達申請に困惑する若者」

皆様こんにちは!株式会社kaikaの三浦真理恵です。本日はこんなお悩みが届いています。

Q、会社の上司や先輩からのSNSの友達申請やフォロー申請、どうするべきでしょうか? 会社の人たちとの関係が悪くなるのは嫌なので承認していますが、最近では取引先の業者さんからも申請が。SNSはプライベートな空間だったので仕事関係の人とつながるのは正直嫌だし、投稿も見られたくありません(20代・女性・一般)

A、イマドキならではのお悩みですね。
SNSは「仕事重視で使っている派・プライベート重視で使っている派・両方派」がいますよね。そして社会人になってからSNSが流行した世代の人たちは、仕事重視派が多い印象です。


しかし、学生時代にSNSを登録済みの世代からすると、社会人になってから仕事関係者と既存のSNSでつながるのは抵抗がある、という人が多いです。

ALL CONNECTが実施した「上司と部下のSNS事情に関する調査」では「あなたが、上司からSNSでのつながりを求められた(友達申請を受けた)ときの感情を漢字一文字でお答えください」の回答として、第1位「困」27.0%、第2位「嫌」21.0%、第3位「悩」18.0%、とネガティブな感情が上位を独占しています。

そして、「あなたが上司からSNSでのつながりを求められた(友達申請を受けた)ときにとった行動をお答えください」では、第1位「仕方なく承認した」37.8%、第2位「快く承認した」23.4%、第3位「無視した」18.9%、となっています。

ではそんな部下を困惑させる上司の行動の理由はどういったものなのでしょうか。
第1位「仕事のやりとりをスムーズに行いたかったから」38.8%
第2位「共通の話題を見つけたかったから」32.8%
第3位「上司部下のような関係ではなく、友達のような関係になりたかったから」31.3%
このように、上司としては歩み寄りの行動のつもりが、部下にとっては困惑や嫌な気持ちになっていることがうかがえます。

当たり前のように仕事関係者とつながっている人からすれば、この調査結果には驚きや戸惑いがあるかもしれません。「プライベートにまで干渉してくるめんどくさい上司」や「クソリプおじさん」になってしまわないためにも、SNSでの友達申請やコメントは慎重に行った方が得策です。

そして、仕事関係者とつながりたくない場合は、非公開設定にする・別アカウントを作る・先読みしてブロックする・SNSによって使い分ける、などの対策が必要かもしれませんね。


【調査概要】
1.調査の方法:株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用したWEBアンケート方式で実施
2.調査の対象:部下がいない、且つ上司がいる20代会社員、部下がいる30代~40代会社員
3.有効回答数:400名(20代会社員:200名・30代~40代会社員:200名)

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(著者プロフィール)
株式会社kaika 代表取締役 三浦真理恵
https://kaika-bp.jp/

2009年株式会社パック・エックスに入社。営業・新規事業の立ち上げ・組織改革支援・研修講師を経て2014年5月に独立。「ひとりひとりが輝く組織づくり」をモットーに、パチンコ店・飲食店・広告代理店・ITコンサルティング会社等での研修を行っている。内定者・新入社員研修をはじめ、接客研修、チームビルディング研修、モテ上司研修、ビジ女研修、接客手話研修など、幅広い研修を展開。

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