【経営者にこそ読んでほしい企業コンプライアンス】炎上ネタをさらに燃やす薪を焚べる「まとめサイト」の功罪(1)

2022.07.18 / 連載

情報ソースは何でもあり気楽に読めて拡散力が強い

 晒し屋、打ち子、店員不正、強盗などの事件など、店舗のイメージを失墜させる炎上ネタは世の中に多々あれど、表沙汰になるものはほんの一握りだ。今回テーマと...

情報ソースは何でもあり気楽に読めて拡散力が強い

 晒し屋、打ち子、店員不正、強盗などの事件など、店舗のイメージを失墜させる炎上ネタは世の中に多々あれど、表沙汰になるものはほんの一握りだ。今回テーマとなる「まとめサイト」は、そうしたニュースにならないニュースに対するネットの反応を取り上げ、面白おかしく記事化する非常に拡散力の強いWebサイトのジャンルである。

まとめサイトでは一部のネタを切り取って記事化する。そのため管理人(記事編集者)の都合の良いようにまとめられるケースが多い。

  まとめサイトの情報ソースは基本なんでもありだ。かつてはマスコミが記事化した一次情報を5ちゃんねるなどの掲示板でスレッド化。それをベースにまとめていくケースが多かったが、最近ではTwitterのツイートをまとめるパターンも一般的だ。また、LINEオープンチャットなど独自のネットワークを介して情報を集め、早く内容の濃い記事を作成することができる体制を整えている。情報提供者にとって何がモチベーションになっているのかは不明だが、少なくともまとめサイトの記事方針を楽しんでいるのだろう。

 記事といってもその大半がコピーアンドペーストであり、情報量は数分でパパッと読める分量のものが多い。じっくり腰を据えて読むというよりは、「今日は何が炎上しているかな?」くらいの気軽な気持ちで読めるのも特徴的だ。

 資料などを作成する際に多くの人が経験したことがあるはずだが、情報の量を絞るということは、同時に不要な情報を削ぎ落とす作業をするということである。

 その量が少なければ少ないほど、編集者が伝えたいメッセージ性が強まっていく。これは言い換えれば、よりテーマが拡散しやすいよう意図的に情報の一部分を切り取って際立たせるということだ。

 

まとめサイトをまとめるアンテナサイトもある

  SNSやニュースサイトで報じられるだけならば、そこまで騒動にならないかもしれないが、そこにまとめサイトが食いつくと、特に炎上ネタは拡大しやすい。SNSで話題となったネタがまとめサイトで二次展開され、再びSNSへの逆輸入されていくことで多くの人の目に触れるようになる。

 スポーツ、アニメ、エロ、ギャンブルなどありとあらゆるカテゴリーのまとめサイトが存在しており、ないジャンルは皆無といっても過言ではない。

 記事がコピペな分、サイトによっては投稿の頻度が非常に高い。1日で10以上の記事をアップするサイトもざらで、ブックマークなどをして時間の空いた時に訪問。気になる記事を徘徊するという流れが多くの人にとってできていることだろう。

 まとめサイトの拡散力が強い理由に、有力なまとめサイトをまとめる「アンテナサイト」というものがある。アンテナサイトでは記事をまとめることはしないが、提携したサイトの記事タイトルがずらりと並んでいる。まとめサイト側にもメイン記事の上に見出しが並んでいて、リンクを踏むとアンテナサイトにジャンプする。アンテナサイトに行けば何かしら自分の気になるテーマを必ず発見できるほど数は多いため、人によっては「まとめサイトを回遊するだけで1日が終わった」というほど没入できるだろう。

 

まとめサイトの法的リスク 大手サイトに転載禁止

 まとめサイトは非常に人気な反面、著作権法上では問題があることも事実としてある。

 著作権法では、「著作物の文化的所産の公正な利用に留意しつつ、著作者等の権利の保護を図り、もって文化の発展に寄与すること」を目的(著作権法1条)としている。

 本来は権利者から許諾を得た上で記事を掲載するべきであるが、無数にあるまとめサイトの1つひとつに権利者が対応することは現実的ではない。

 ただし、「時事の事件の報道のための利用」として情報を正しく引用する場合は権利侵害とはならないケースもある。

 引用というには以下の要件を満たす必要がある。

・公正な慣行に合致する(引用元の明記)
・引用の目的上正当な範囲内で行われる「引用」にあたる(報道、批評、研究その他の目的で、必要性のあること)
・引用した部分と被引用部分が明確に区別できること。量、質からみて、引用部分が主で、被引用部分が従という関係であること

 大方のまとめサイトでは、大半が引用部分であるのに対し、本来主であるべき管理人コメントが1行程度というまとめ方が多く、そういったリスクをはらみながら運営されているように見える。

 遡ること10年前、2012年には2ちゃんねる側が大手まとめサイト5つに対して転載禁止を命令したことがあった。曰く「第3者に迷惑をかけ謝罪しない人物に2chの著作物を使われることは、不利益が大きいため、下記のURLにおける2chの著作物の利用を禁止します。また、本人及び関係者による類似サイトへの著作物の利用も同様に禁止します」とのことで、発言の捏造や転載元明記されていないなどやりたい放題だった。

 

1999年に始まった「2ちゃんねる」をまとめていくことで発展していったまとめサイト。2ちゃんねるでは限定的だった利用者も、キャッチーな見出しや、色付きで大きな文字フォントを使うなど見やすく編集することで、2ちゃんねらー以外にも文化が浸透していった。

 

ぱちんこ系まとめサイトの功罪 スタッフを守る必要はある

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