打ち替えは慎重に!6.5号機リリース目前、注意点と最新台の事前レビュー

2022.05.28 / セミナー

打ち替えは慎重に、6.5号機の性能と注意点


5月25日、遊技産業未来研究所(中野忠文社長)は第71回未来研究所会をGoogleMeetを用いたオンラインセミナー方式で開催。ホール関係者ら約70名が受講した。その中で、第2講座を行ったワクワクランドの涌嶋士郎代表は「6.5号機特有の設定活用法」について講義を行った。周知の通りだが、6.5号機の特徴は以下の通りである。

①一撃で差枚数+2400枚の獲得が可能

②有利区間G数最大4000G

③有利区間ランプ非搭載可

④差枚数19000枚でコンプリート機能が発動(強制終了)

涌嶋代表によれば6.5号機でもっとも気をつけるべきなのは、設定変更やリセットのタイミングだという。というのも、吸い込めば吸い込むほど出玉期待値が上がる反面、設定変更時やAT終了後の期待値が低い傾向にあったり、天井が高く、低純増機のリリースも予測されるからだ。

これからリリースされる6.5号機は、店舗で設定変更時の挙動を把握する必要がある。なぜならばユーザーは設定・リセット判別にG数解除の前兆のズレや天井発動のズレを見極めて立ち回るため、特にリセット時の天井短縮(G数・周期・CZ回数など)は、機種ごとの把握が重要だという。ユーザーは店舗の機種をシビアに判断するため、店舗の手法によっては、客離れにつながる可能性も大いにありうるという。

「投資額+2400枚がリターンするので今よりもユーザーの投資意欲は高まると思います。これから設定狙いではなく、ハマり狙いも増えるでしょう。設定変更でも前日の遊戯状況はリセットされてしまいます。ハマり台をリセットするイメージは、4号機時代のストック飛ばしと同じです。ユーザーの信用低下につながる行為は避けていきましょう」と同氏は強調した。


6.5号機リリース目前、涌嶋代表の注目ポイント

Sキャッツアイ
タイプ A+AT
AT純増枚数 約0.7枚
ボーナス込 約1.9枚
ベース 36.8G
コイン単価 2.5枚
平均TY 368枚
平均MY 2,329枚
備考 ビタ60%成功時:機械割98.7%

 

Sシリウス
AT純増枚数 約4.5枚
ベース 約31G
コイン単価 約4.0枚
MY 3,000枚
モードTY 1,060枚
備考 減算区間があるため、純増は所感3枚ほど。モード判別は表面上で不可。ボーナス当選確率:シリウスモードA 1/32、シリウスモードB 1/70、引き戻しモード1/100どのモードでもボーナスがハマる可能性がある。

 

S犬夜叉
AT純増枚数 約1.8枚(擬似ボーナス中は純増5.0枚)
ベース 約33.6G
コイン単価 約3.6枚
MY 3,450枚
TY 620枚
5,000枚over率 設定①20.0%〜設定⑥40.9%
10,000枚over率 設定⑥:3.49%
備考 ユーザーにとって出れば出るほどひりつくゲーム性を搭載。設定456の機械割が従来の6号機と比較するとかなり高い。

 

Sアクエリオン
AT純増枚数 2.5枚
ベース 33.9G
コイン単価 3.3円
MY 2,543枚
設定① 96.8%
MY 771
備考 多彩な出玉トリガーを搭載しているが、他の6.5号機と比較すると少々出玉性能面で劣るかもしれない。G数周期100G以内がチャンス区間で設定判別(リセット)が可能なため、打ち替えは要注意。

 

S甲鉄城のカバネリ
AT純増枚数 約6.0枚(RB中2.8枚)
ベース 約33G
コイン単価 約3.0円
MY 2,644枚
減算区間 あり
備考 有利区間リセット時はST(AT)が発動する。一撃最大6,000枚までは可能で、アラジン×バジリスク絆的なゲーム性

 

S鉄拳5
タイプ A+AT
AT純増枚数 約1.3枚
ベース 約34G
コイン単価 約2.6円
平均TY 487枚
平均MY 2,487枚
備考 ボーナスで出玉を伸ばすタイプなのに、ボーナス合算確率1/273と重め。シリーズ最新作だが、ユーザーにウケるかどうかがキモになる。

 

S政宗 戦極
AT純増枚数 約2.4枚
ベース 34G
コイン単価 3.5円
平均TY 960枚(戦極ループ込み)
平均MY 3,170枚
備考 戦極ループは全設定共通50%、ハマっても出る、ハマらなくても出るゲーム性が特徴。
6.5号機, パチスロ, 遊戯産業未来研究所会