ついにSH@CK氏の新台ガチ分析データがWEBに登場!
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2022年12月より「北斗9」「蒼天双龍」など「北斗の拳」を源流とするシリーズから、パチンコ機のリリースが続いている。そしていよいよパチスロ機で「蒼天の拳4」が3月6日から導入される。
ハイミドル帯でリリースされた北斗シリーズは市場の期待が高かったこともあり、期待には十分には応えることができなかったように感じる。スマスロや6.5号機といった噂やワードが飛び交う中、ホールもパチスロには手を出し難いこの状況が続いており、パチスロ市場がさらに落ち込む懸念がある。そんな中での本機は明確な役割を担っているので、少しでも市場を活性化させることに期待したい。
基本スペック |
|||
設定 | CZ確率 | AT確率 | 出率 |
設定1 |
1/139.3 |
1/379.3 |
97.6% |
設定2 |
1/133.5 |
1/363.6 |
98.8% |
設定3 |
1/128.8 |
1/345.3 |
100.4% |
設定4 |
1/120.1 |
1/313.8 |
104.4% |
設定5 |
1/111.0 |
1/290.5 |
107.6% |
設定6 |
1/109.4 |
1/271.2 |
111.4% |
通常・AT仕様 | |
50枚ベース | 約37.1G |
タイプ | AT |
AT仕様 | 押し順AT・約2.7枚/G |
初当り抽選 | レア役によるCZor直撃抽選※契機比率はCZ7:直撃3 |
CZ仕様 | 前半パート突破率約66%・後半パート約44%・期待度約30% |
RUSHタイプ | RUSH直撃・枚数管理型 |
RUSH仕様 | 特化ゾーンスタート・上乗せ契機は特化ゾーン経由 |
RUSH期待値 | 約460枚 |
引き戻し仕様 | RUSH終了時の一部で突入し50%で特化ゾーン獲得 |
天井仕様 | RUSH間1200G |
本機はシリーズを踏襲し、レア小役でCZおよびAT当選を目指すフローだ。シリーズならではの強チェリーは、約1/200での確率で高確率以上ならば100%でCZかRUSH直撃、低確率状態でも約90%以上で当選する非常に恩恵の強いレア小役となる。
CZ経由のRUSH当選が7割を占めるフローとなる本機は、約200枚でCZに当選する仕様だ。通常時は期待度約30%のCZを繰り返してAT当選を目指す。
CZは前後半にパートが分かれている。前半パートでは後半パートへ進めるかのジャッジをリアルリール抽選で行い、各リールに「CZ終了」と後半パートで「対戦するキャラ」が振り分けられ、ベルナビの1STリールがジャッジとなっている。リール抽選は最低でも1/3で後半パートへ移行し、高確状態で当選したCZの場合はジャッジが優遇される。前半の突破期待度は約66%だ。
後半パートは5GのST式のリアルゲージバトルとなっており、毎ゲームの成立に応じて抽選を行い、次ゲームの疑似遊技にて各リールに「羅龍盤」を狙い、羅龍盤停止で攻撃かつST巻き戻しのフローとなっている。ゲージを削り切ればAT当選となる。
AT開始時はリアルゲージジャッジの特化ゾーンスタートで始まる。10G間に可視化されたアイコンで各リールへ枚数の上乗せを行い、ジャッジゲームにてベルナビ1STリールの枚数がRUSH枚数となる。アイコン上乗せが左リールのみに偏る「荒天」なども存在する。
RUSH中の枚数上乗せは基本的には特化ゾーン経由となり、RUSH中の「7揃い高確ゲーム」を経て7揃いによる疑似ボーナス中(20Gor40G)に特化ゾーンを賭けた「死合」を抽選する仕様となっている。もちろん上位ATとなるシリーズお馴染みの「天授の儀」も搭載されており、1SET30GをLOOP率93% or 97%で繰り返す仕様となっており、20戦到達でEDとなっている。
レア小役から当選を目指すフローはシリーズ同様だ。しかしシリーズお馴染みのレア小役による「ゲーム数カウンター」は搭載されておらず、低期待度のCZを経由するフローが多いことからレア小役のレスポンスはシリーズでも突出している。
またキャラバトルはCZの後半パートで展開され、RUSH中の特化ゾーンを賭けた「死合」でも展開される。RUSHは特化ゾーンから始まり、RUSH期待値の半分以上はこの特化ゾーンに集約された仕様となっている。RUSH中では「7揃い高確」を獲得し、「7揃い」および「特化ゾーン」を目指すことが本機の特徴だ。
訴求ポイントは「スペック」となるだろう。シリーズ機も多数リリースされ、特段大きな変化もないため、スペック訴求のポイントとして活用する程度でよいだろう。スペック訴求はシリーズならではの「強チェリー」に期待が持てる点だ。「北斗シリーズ随一の強チェリー期待度」「CZorRUSH期待度90%OVER!」など約1/200で明確なチャンス役が存在するゲームフローは必ず訴求するべきだろう。
そして、CZおよびRUSH開始時のレバーによる自力感の強いゲームフローもあわせて訴求すべきだ。6号機の大きなデメリットでもある、周期やゲーム数に依存するフローではなく、天井の深さと初当りの軽さから「いつでも打てる!」「当選=RUSH!」という訴求が効果的となるだろう。
冒頭で記述した通りにパチスロ市場は新台導入意欲があまりわかない時期となり、市場の落ち込みが懸念される。そんな状況だからこそ新台を最大限に活かすことが求められ、メイン機種へ流すことを考えて営業するべきだろう。ただし、パチスロ市場の世代交代に向けての育成機種の選定は難しい状況にあるため、メイン機客層の集客・囲い込みをしておくことが重要となる。