C時短が続々リリース! キン肉マン「ゴールド」「シルバー」は甘いのか!?

2022.02.08 / 連載

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【月曜】大手法人機械対策課SH@CKの新台講座
#233


今週の紹介機種は「Pキン肉マン3-キン肉星王位争奪編」
2022年3月6日導入開始予定
メーカー:京楽
目標:全国12,000台予定

 


旧規則機の撤去にともない、メーカーもメインのシリーズ後継機をリリースがおおむね完了した。世界的な電子部材不足もあり、確実に新機種のリリースペースが落ち始めている。

そんな中で、ハイミドル機の「Pキン肉マン3-キン肉星王位争奪編」が京楽からリリースされる。本機には1月末から立て続けにリリースされた新機種によって育成されたハイミドル市場をさらに支えることに期待したい。2スペックの同時リリースされるため基本スペックは比較しながら確認してみよう。

 

【基本スペック】Pキン肉マン3-キン肉星王位争奪編
機種 火事場ゴールド 友情シルバー
通常時大当り確率 約1/319.6 約229.9
RUSH突入率 約60% 約51%
CZ中当選時RUSH突入率 約80% 約76%
RUSH仕様 2種LOOP 2種LOOP
RUSH中大当たり確率 約1/1 役1/1
RUSH継続率 約92.5% 約80%
特図1 MAX出玉・比率 330個・100% 360個・100%
特図2 MAX出玉・比率 990個・25% 1200個・77%
RUSH突入時期待値 約6,286個 約4,997個
遊タイム

低確率799回転消化でRUSH突入

低確率599回転消化でRUSH突入

時速獲得出玉 約43,800個 約43,800個

 

「火事場ゴールド」大当り振分

「通常状態」

大当り振り分け

(特図1)

ラウンド数 出玉(払出) 状態以降 振分
3R 約330個 2種時短100回 60%
3R 約330個 CZ29回 20%
3R 約330個 通常 20%

「CZ状態」

大当り振分

(特図1)

ラウンド数 出玉(払出) 状態以降 振分
3R 約330個 2種時短100回 80%
3R 約330個 CZ29回 20%

「通常状態」

大当り振分

(特図2)

ラウンド数 出玉(払出) 状態以降 振分
3R 約990個 2種時短100回 25%
3R 約330個 2種時短100回 67.5%
3R 約330個 CZ10回or29回 7.5%

 

「友情シルバー」大当り振分
  ラウンド数 出玉(払出) 状態以降 振分

「通常状態」

大当り振り分け

(特図1)

3R 約360個 2種時短100回 51%
3R 約360個 CZ29回 24%
3R 約360個 通常 26%

「CZ状態」

大当り振分

(特図1)

ラウンド数 出玉(払出) 状態以降 振分
3R 約360個 2種時短100回 76%
3R 約360個 CZ29回 24%

「通常状態」

大当り振分

(特図2)

ラウンド数 出玉(払出) 状態以降 振分
10R 約1200個 2種時短100回 77%
3R 約360個 2種時短100回 3%
3R 約360個 CZ10回or29回 20%

2種の1/1抽選で超高速当選を繰り返す仕様で、非常に高い出玉速度を搭載した機種となっている。

2つのスペックは、出玉と継続率の振分を変えた仕様でリリースされる。しかし、継続率や出玉性能を低くするだけの仕様とは異なったスペックで登場する。

本機の大きな特徴は、内部時短を活用したCZにある。西陣の「刀使ノ巫女」のC時短とは異なり、初当り当選率が向上するのではなく、初当り獲得時のRUSH突入率を向上させる仕様となっている。CZ中はRUSH突入率が飛躍的に上昇しているので、CZ滞在中の即ヤメがし難い仕様となっているのだ。

RUSH終了後に突入するCZはおおよそ、9:1で10回と29回の振分となっている。今では逆に珍しいとも感じる遊タイムも両スペックともに搭載されており、遊タイム発動時には1/1での2種抽選を行うためRUSHに直行する。

演出


パチンコシリーズでは初となるキン肉マンの「王位争奪編」となっており、数少ないシリーズながらも演出はすべて一新されている。また本機は市場では希少な2種LOOP機となっており、「牙狼」とは出玉振分に大きな差があるため、継続ジャッジをラウンド中ではなく当選時の告知をメインに行う。

RUSH中は「必殺技モード」「バトルモード」「カウントダウンモード」の3種類演出を任意選択できる。「必殺技モード」はユーザーカスタマイズにより任意でキャラクターの強さを設定できるなど、演出は多岐に渡る仕様だ。初当りで通常に当選した後はCZ滞在を示唆する特殊ステージへ移行し、RUSHへの期待を演出するものとなっている。

ポイント


本機の訴求ポイントは「コンテンツ&スペック」となるだろう。コンテンツの訴求は知名度は十分なものの、前作から8年余りが経過しているので、シリーズ初となる「キン肉星王位争奪編」でのリリースを訴求することが効果的となるだろう。

そして、スペック訴求は両スペック共通でCZを搭載している点だ。通常落ち即ヤメをさせないないことにくわえ、遊タイム搭載により遊技継続を促すことがポイントになる。ハイミドルスペックではあるものの、遊タイム天井が低めの設定のため、RUSH期待値とCZによる通常回転加算により打ちやすさを実現している。

RUSH性能としてはハイミドルの「ゴールド」が「超韋駄天」をLOOPタイプにしたような感触で、ミドルの「シルバー」は「ハイスクール・オブ・ザ・デッド2」に近い仕様となっている。


先述したようにパチンコはこの1年でシリーズ機はほとんどリリースされた。今までの新台メインの戦略から、メイン機の育成を主要にしつつ、戦術的に新台を活用する営業へと移行することが予想される。そのため新台の運用を改めて認識することが重要となるだろう。

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