5月21日、6団体代表者会議(全日遊連・日遊協・日工組・日電協・全商協・回胴遊商)において、認定・検定期限が延長された旧規則機の取り扱いについての合意が行われた。
新型コロナウイルスの影響により、経過措置期間内に新規則機の入替を完遂することが困難であり、また入替作業による感染拡大の懸念から特例措置として、5月20日に認定・検定の有効期間を1年間延長する改正規則が施行された。これを受けて同日午後にはパチンコ・パチスロ産業21世紀会より旧規則機の計画的な撤去を推進するために当該遊技機の取り扱いについて決議。
21世紀会における決議では、甘デジやノーマルAタイプ、高射幸性機などの区分でそれぞれの撤去期限を定めた事項とそれに伴う誓約書についての内容であったが、今回の6団体代表者会議では誓約書の詳細な取扱いについて、また旧規則機の新台販売・中古移動について合意がなされた。
まず、旧規則機の取り扱いについては「延長は1年間となっているが、この措置の前提は、我々の自主的な撤去計画が完全に履行されることである」という今回の規則改正の意義を示した上で、旧規則機から新規則機への入替を促進させるために、旧規則機の新台販売を行わないこととした。
続いて、旧規則の検定機の中古移動に関しても、部品の確保・供給が困難でメーカーが責任を負えるのは従来の3年間のみとして、従来の検定期間満了後の延長期間は中古移動用の保証書発行を取りやめることも決定。
21世紀会の決議でも求められていた今回の旧規則機の取り扱いに同意する誓約書についての回収方法が明示された。内容は以下の通り。
なお、誓約書未提出ホールには販社団体が中古移動用の保証書の発行を留保することも併記されている。
21世紀会の決議と同様に、対象となる旧規則機を順次撤去している状況が明確になるよう、担当所轄警察署へ入替の都度、新旧遊技機設置比率明細書を作成し提出するよう求める。
また、同日に中古機流通協議会においても協議が行われ、当初の期間である3年を超えた検定機については中古流通業務を行わない旨を傘下の団体へ通達した。