「警察行政との関係性が損なわれるリスクを懸念」——西村会長が私見

2025.09.12 / 組合・行政

9月11日、日遊協(西村拓郎会長)は理事会後に記者会見を行った。

冒頭、西村会長は、今回の参議院選挙に関連して報道された公職選挙法違反の問題に言及。「当該の人物は日遊協の会員でもMIRAIの会員でもない。また、私自身も面識はなく、報道以外の情報は持ち合わせていない。今後、捜査当局から協力の要請があった場合には、協会として誠実に対応していきたい」と述べた。

さらに、参院選の選挙活動や業界全体としての総括に関しては、「まだ捜査当局が動いている状況であり、関係者が集まり議論する段階ではない。事態が落ち着いてから、改めて議論したい」との考えを示した。

加えて私見として、「今後も政治との関わりは続くと思うが、自民党に限らず、さまざまな政党と広く付き合っていく必要があるのではないか」と述べた。

一方で、「懸念しているのは政治との関わり以上に、警察行政との関係が損なわれるリスクだ」と強調。これまで築いてきた信頼関係に言及しながら、「(今回の件で)行政ががっかりしているかもしれない」と語り、「どうやって信頼を取り戻すかが、業界全体に突き付けられた喫緊の課題である」との認識を示した。

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