大手法人機械対策課SH@CKの新台講座「Pフィーバー革命機ヴァルヴレイヴ」

2018.08.13 / 連載

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【月曜】大手法人機械対策課SH@CKの新台講座

今週は8月19日導入開始予定「Pフィーバー革命機ヴァルヴレイヴ」(SANKYO)全国5,000台予定

2月に施行された規則改正に伴う、新規則機の市場導入がいよいよ開始!初の設定付パチンコ機は、今年3月にホールデビューを果たした「CRF革命機ヴァルヴレイヴ」のスペック違いとなる!現在、業界は規則改正直後の過渡期に立たされており、市場導入される新台においても新規則機と従前規則機が混在する期間が来春頃までは続くと言われている。そんな異なる基準で開発された機種を区別出来るように新規則機には、パチンコならば型式名の頭に『P』が付き、スロットならば『S』が付く事となる。これは過去に『5.0号機』から『5.5号機』へ移り行く際にも区別の為に、開発基準が事なる『ART機(指示機能付)』には型式名後尾のシリアル記号前に『/』が付いていた経緯と同様だ。来春頃まではどの基準の機械なのか見極める必要がある場合は型式名を確認すれば分かる事を覚えておくべきだ!

そんな本機は新規則機で一番のポイントといえる『設定付パチンコ』となっており、元となった機種との比較をするのが分かりやすいだろう。

項目 CRFヴァルヴレイヴ PFヴァルヴレイヴ
通常時大当り確率 1/179.6 1/159.8〜1/119.2
確変時大当り確率 1/43.7 1/50.0〜1/37.2
確変仕様 潜伏・リミットありLOOP 潜伏・リミットあり転落ST
確変突入率 特図1・2共通:90% 特図1・2共通:100%(転落1/773)
時短突破率(革命の刻) 時短8回&直行:24.8% 時短1・9・18回&直行:28.4%〜33.6%
時短(100回)引き戻し率 42.8% 46.6%〜56.9%
革命RUSH継続率・連荘回数 91.1%・11.2回 92.8%〜95.2%・14.0回〜20.6回
出率(概算) 102.8% 96.5%〜123.3%
リミット回数 11回 16回


上記の比較から元機種との違いもだが、高低の設定によってスペックが大きく異なる性能である事がわかる。そして本機の設定⑥の勝率は【約94%】を誇り、現在スロット市場のNo.1機種である「バジリスク絆」の設定⑥の勝率【約90%】と比べても高いことがわかる。
ただし、出率の概念などは『パチンコ』と『スロット』では単価や遊技方法が異なる事から単純に比較出来ないものである事は注意が必要となる。

そして、演出は元機種を踏襲した作りとなっており、スペック差による差分に加えて新規演出も多く追加されているのだが、一番特徴的な新規演出として『設定示唆演出』が豊富に追加されているのだ!スロット同様で『発生頻度が設定で異なる』ものから『出現=高設定・⑤・⑥確定』なども用意されており、『革命の刻失敗時のロゴ背景色』や『革命RUSH突入時の“GET”文字色』などには確定要素も秘められているので要注意だ!

本機「Pフィーバー革命機ヴァルヴレイヴ」の訴求ポイントは『機種性能』に尽きるだろう。『機種性能』の訴求に伴っての『設定示唆演出』などの訴求も必要となるが、『新規則機第1弾』『設定⑥段階』などの訴求はするべきと言えるだろう!

本機の注意すべき点は『設定付パチンコ』である事にあり、『新規則の出玉性能への不安』などを払拭する事は業界マターである事は言うまでも無い!地域によるかと思うが『出率96.5%~123.3%』などの告知が可能ならば効果的となり、S/P回遊を期待出来る性能であるのは間違い無いので、『遊技環境整備』に合わせ、いかにプロモーションを経て周知させる事が出来るか。これが浸透するまでの課題であり出来た際は競合店と比べて強みとなるだろう!
レイアウトや装飾・販促にも十分に注意が必要となり、元機種と見た目はほぼ変化が無いので配置する際は『台さしPOP』や『椅子カバー』などでの機種そのものへのアイキャッチを行うなど動線作りを意識すべきだろう。

繰り返しとなるが、過渡期である業界・市場にはこれから性能の異なった機種が多く混在し続け、営業・経営に合った役割を定めた機種運用が求められるであろう。これをプラスと捉えて取り組む事が出来るかが業界の将来を大きく左右する可能性は大いにあるので、是非ともユーザーの期待に応えられる結果となる事に期待したい!!

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