全日遊連総会で保安課長挨拶〈全文掲載〉

2014.07.17 / ホール

6月26日、全日本遊技事業協同組合連合会(阿部恭久理事長/全日遊連)は全日遊連第23回通常総会(場所:TKPガーデンシティ品川)で、警察庁生活安全局保安課の楠芳伸課長来賓挨拶(代読:大門雅弘課長補佐)の内容を業界誌各社に伝えた。全文は次のとおり。

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ただいま御紹介にあずかりました警察庁保安課長の楠でございます。

本日、全日本遊技事業協同組合連合会第23回通常総会が滞りなく執り行われましたことを心からお慶び申し上げますとともに、皆様方には、平素から警察行政の各般にわたりまして、深い御理解と御協力を賜り、この席をお借りして厚く御礼申し上げます。引き続きよろしくお願いします。

さて、ぱちんこ業界では、遊技人口が減少傾向にある中、1円ぱちんこに代表される遊技料金の低価格化、遊技機の不正改造防止対策、射幸性を抑えた遊技機の開発等、幅広い年齢層の方に少ない遊技料金で、遊技そのものの面白さを楽しんでもらうための努力を続けてこられました。

しかしながら、依然として、のめり込みに起因すると思われる各種問題や遊技機の不正改造事犯、賞品買取事犯、違法な広告宣伝・賞品提供等が後を絶たないなど、健全化を阻害する要因が残されていることも事実です。

こうした問題一つひとつに業界が責任を持って取り組み、ぱちんこ業界から不正を徹底して排除し、ぱちんこ遊技が、手軽に安く安心して遊べる真の大衆娯楽になるよう尽力していただきたいと考えております。

貴連合会におかれましては、一般社団法人遊技産業健全化推進機構への支援を始めとした不正防止対策、ぱちんこ依存問題相談機関「認定特定非営利活動法人リカバリーサポート・ネットワーク」への支援や営業所内外における注意喚起・広報啓発を通じたのめりこみ問題対策に取り組んでこられました。

また、駐車場の巡回等を通じた児童の車内放置事案防止対策、広告宣伝等に係る相互チェックシステム等、ぱちんこ営業の健全化に向けた取組を幅広く推進してこられ、私どもとしても大変心強く感じております。

さらに、省エネルギー対策についても、貴連合会が策定された全日遊連「低炭素社会実行計画」の目標達成に向けて積極的な取組をされていると認識しておりますが、今後とも、こうした活動にも最大限の努力をしていただければと思います。

最後になりますが、貴連合会の更なる御発展と、皆様方の益々の御健勝、御多幸を心より祈念申し上げ、挨拶とさせていただきます。

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