サミット入替自粛は「全国一斉」で決定/全日遊連

2016.02.15 / ホール

2月12日、全日本遊技事業協同組合連合会(以下.全日遊連)は臨時全国理事会を開催、「伊勢志摩サミット開催に伴う遊技機の入替自粛」について決議した。

決議内容は、①伊勢志摩サミットの開催に伴い、欧州、中東等で頻発するテロを踏まえ、治安維持活動に問題が生じないよう、警察業務の負担軽減に協力するため、遊技機の入替自粛を実施する、②全国一斉の遊技機の入替自粛期間は、平成28年5月2日(月)から5月27日(金)までとする、③首脳会議、関係閣僚会合の開催に伴い、期間の延長等、本決議以上の取り組みが必要な場合は、各都府県方面組合の判断で個別に対応する、④遊技機入替自粛には、新台、中古機、チェーン店間移動を含むものとする、の4点。注釈として、「上記の入替自粛期間においては、警察官等が営業所に対する実地調査(いわゆる「警察検査」、「入替検査」など)を行わずに済むように、変更承認申請の時期について配慮すること」としている。

また、決議の趣旨については次の3点を挙げている。

①入替自粛期間について、テロ対策が強化されるサミット警備への協力という観点からすれば、ある程度の期間を確保することが必要になるが、一方で、入れ替え対象となる検定機と性能が異なる可能性のあるぱちんこ遊技機への対応を先送りしているとも受け取られかねない長期間の自粛は避けなければならず、治安維持活動への協力と健全化への取組みとのバランスを考慮して、平成28年5月2日(月)から5月27日(金)までと設定した。

②全国一斉の実施について、国を挙げての行事が無事終了するよう、業界としての協力姿勢を社会に示すには、業界の足並みがそろっていることが重要であるため、今回の入替自粛は期間を定め、全国一斉に実施する。

③入替自粛の趣旨について、サミット期間中、ホール業界として警察の業務負担軽減に寄与する方法は、警察官等が営業所に出向いて実地調査(いわゆる「警察検査」「入替検査」)を行わなくて済むようにすることである。したがって、入替自粛期間中に警察官等が実地調査を行わずに済むように変更承認申請の時期に配慮することとし、決議内容にその旨、注記した。

※画像は政府HPから引用

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