キャッシュレス化に疑義 全日遊連・阿部理事長「依存対策になるのか」

2026.03.19 / 組合・行政

3月18日、全日遊連の阿部恭久理事長は定例会見で、日遊協が推進するキャッシュレス化について慎重な姿勢を改めて示した。

日遊協・西村会長は「上限設定が可能なキャッシュレス決済は依存対策として有効になり得る」との認識を示しているが、これに対し阿部理事長は、「現金でも遊技できる以上、上限設定が実効性のある依存対策になるのか疑問」と明言。業界内の見解の違いが浮き彫りとなった。

また、「キャッシュレスの中身がまだ見えていない」とし、制度設計やコスト面が不透明なまま議論が先行している現状にも懸念を示した。

ホール経営が厳しさを増す中で、追加投資となるキャッシュレス化よりも、「まずはファンの裾野を広げることが先決」と強調した。

一方で、ホール4団体で進める新規ファン獲得策として「推しパチの日」「推しスロの日」のプレテストを2026年5月2日、3日に実施予定であることを報告。未経験者向けの「お試しプレイ」や、アニメIPを活用した限定ノベルティを通じて、若年層の来店動機を創出する狙い。対象はスマパチ・スマスロが中心で、台数は20台以内に制限。告知も統一素材を使用し、「イベント化」を抑制する。

キャッシュレス化を推進する日遊協と、ファン拡大を優先する全日遊連。

今回の会見は、業界の方向性を巡るスタンスの違いを改めて示すものとなった。

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