MGMチャイナ 上半期の利益44%減

2015.08.10 / カジノ

8月4日、マカオで「MGMマカオ」を運営するMGMチャイナは最新の業績報告を行い、今年上半期(1~6月)の純利益が前年同期比44%減の17億香港ドル(約272.5億円)だったことを明らかにした。発表によれば、減益の理由はVIPバカラを中心としたカジノ収入の低下に加え、従業員の賃金の上昇が利益を圧迫した。

同社の1~6月のカジノ収入は90.4億香港ドルで前年比32.9%減。なかでもVIP部門は44.1%減の42.4億香港ドルと下落幅は大きかった。昨年6月末の時点で同社のカジノは229のVIP客向けのテーブルを運営していたが、中国人VIP客が減っていることから今年は台数を181に減らした。今後もテーブルをVIPフロアからマス(一般)フロアへと順次移設し、カジノ運営の効率化を進める計画だ。

なお1~6月の期間中、従業員の賃金は約10億香港ドルを計上し昨年から3.6%上昇。今年3月、同社は全従業員に対する5%の昇給を実施した。

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