6月から釘曲げ是正へ/警察庁行政講話が背景

2015.05.20 / ホール

5月20日、遊技産業健全化推進機構が6月から新たに「釘曲げ」について新たに検査を開始することが分かった。

背景には今年1月に行われた警察庁の小柳誠二保安課長による行政講話がある。同講話内で小柳課長は「営業者の身勝手な都合により遊技性能を改造していることが疑われるもの」と釘調整を批判。「業界内では、メンテナンスとして釘の調整をする必要性が議論されることもあるが、少なくとも我々行政が把握している釘曲げの事案については、釘の 劣化によるメンテナンスといったものではなく、意図的に遊技性能を改造して、過度に偶然性に頼った遊技等を創出していることが窺われる」と述べている。

ホール関係者は言う。

「どこまで厳しくなるのか分からないけど、工場出荷時点からほとんど釘をいじれないとなると、どこでどう利益をとればいいのか。パチスロみたいに設定があるわけでもないので。でも、この業界の通例で警察の言うことには一切逆らえないので、従うしかありませんね」

 

 

小柳誠二, 遊技産業健全化推進機構, 釘曲げ