36歳、管理職経験なしの転職は険しい?/パック・エックス

2016.10.18 / 連載

[連載第29回
パック・エックスキャリアアドバイザーが語る「転職のタメになる話」
「確固たる信念を持つ強さ」と「出会いの重要性」

こんにちは。パック・エックス、キャリアアドバイザーの耳塚です。今週も転職のタメになる話をしていきたいと思います。

中途採用の選考基準として普遍的に存在するもの、「学歴」「年齢」「職歴」があります。このバランスにより選考通過の可否の良し悪しも左右されます。しかし、それを打ち消すくらい強い「信念」や「想い」を持つことで形勢は一気に変わることがあります。これはポジティブになりましょうという抽象的な話ではありません。

今回は2年前に転職相談に来られ、現在社内接客講師として活躍するハシモトさん(仮名)のお話しです。

ハシモトさんは高校卒業後よりさまざまな業種を経験していましたが、どれも極めたいという気持ちにはなれませんでした。30歳にしてパチンコ業界にたどり着いた理由は、「待遇が良い」というものでした。入社6年目で店長に上がるチャンスをつかんだものの、新店を担当する話しが流れたことで昇進は白紙に。これをきっかけに転職を決意し、相談に来たときに「パチンコ業界で、今後やりたいことはありますか?」と聞いてみると、大変強い想いを持っていることに気が付かされました。

長文になってしまうので要約すると「ひとりでも多くの人にパチンコの楽しさや、そこに働く人たちの良さを伝えたい」というもので、それは熱のこもった内容でした。36歳という年齢で過去経歴含め管理職(店長クラス)経験なしの場合だと転職活動は険しくなりますが、「何よりも熱意ある方とともに働きたい」という会社が数多くあることも事実です。

結果としてハシモトさんは地方に数十店舗展開するB社へ入社しましたが、「内定の決め手」は想いの強さであり、「転職の決め手」は彼の想いを汲み取ったB社の価値観とその出会いです。

冒頭でも述べましたがハシモトさんはB社で接客講師として活躍されていますが、当時目指していた店長とは異なる形で道が切り開かれました。年齢や経歴などに少なからずコンプレックスがある方や今の環境に悩んでいる方がいれば、「転職する、しない」に関わらず自分の道を見定める上で転職活動は有用な手段かと思います。

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(企業プロフィール)
株式会社パック・エックスhttp://www.pac-ex.com/

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