3人に1人はカジノ経験なし/マカオ・シンガポール

2015.01.15 / カジノ

1月9日、実践大学(台湾)が発表したレポートによると、マカオとシンガポール住民の約3分の1はカジノで賭博を行った経験が無いことが分かった。マカオ住民416人とシンガポール住民409人を対象に聞き取り調査を行い、マカオでは34.1%、シンガポールでは35.7%の人が「カジノに行ったことがない」と答えた。

■カジノでの賭博頻度

【マカオ】
よく行く 12.3%
たまに行く 53.6%
一度も無い 34.1%

【シンガポール】
よく行く 14.7%
たまに行く 49.6%
一度も無い 35.7%

一方、「カジノ産業に対する意識」や「カジノ産業への就業意欲」の調査では、両地住民がカジノ産業に対して受容度が比較的高いことも明らかになった。特にシンガポールでは、カジノを「歓迎する」、「受け入れられる」と答えた人がマカオよりも多いが、同国はカジノ導入時から賭博以外のレジャー施設や会議施設などを充実させたため、総じてカジノに対するイメージが良い結果となった。また、カジノが経済や社会に与える影響に関して、「物価上昇」や「他産業への悪影響」といったマイナス面よりも、「地域の魅力向上」などのプラス面を重視する傾向にあるという。

■カジノ産業に対する意識

【マカオ】
歓迎する 5.5%
受け入れられる 28.9%
どちらでもよい 37.7%
歓迎しない 22.6%
嫌悪感がある 5.3%

【シンガポール】
歓迎する 7.1%
受け入れられる 38.6%
どちらでもよい 30.6%
歓迎しない 20.5%
嫌悪感がある 3.2%

■カジノ産業への就業意欲

【マカオ】
就業してもよい 58.4%
就業したくない 41.6%

【シンガポール】
就業してもよい 61.9%
就業したくない 38.1%

 

※写真はイメージです

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