2022年までテーブル数制限に変更なし/マカオ政府

2014.11.05 / カジノ

10月30日、マカオのカジノ産業を管理監督する経済財政部の譚伯源(フランシス・タム)長官は現地メディアに対し、政府が規定するカジノのテーブル数制限について2022年まで変更しない考えを示した。マカオ政府はカジノ産業の急激な成長を抑止するため、ディーラーがゲームを提供するライブテーブルの台数の増加率を年あたり3%までと規定。2012年終わりの総テーブル数5485台を増加台数の基準とする。

現在、マカオのコタイ地区では7つの新規リゾートの建設が進行中で、2015年から18年にかけて順次開業予定。カジノ運営各社はそれぞれのリゾートで数百台のカジノテーブルを設置する計画で、テーブルの確保は投資の回収に直結する懸案事項だ。これに対し、タム長官は「市場へのカジノテーブルの追加は今後のカジノの開業ペースによるが、年3%の原則に変更はない」と述べた。一方、10月末に第3四半期の業績報告を行ったマカオレジェンド社は、政府から35台のテーブルの追加を認可されたことを発表した。これらのテーブルは、現在改修工事を進める「マカオフィッシャーマンズワーフ」内のカジノに設置予定だ。タム長官によれば、他の新規リゾートからの追加テーブルは今のところ申請されてないという。

※画像は、マカオレジェンド社がフィッシャーマンズワーフ内で建設を進める開業間近の「ハーバービューホテル」(写真1)と、建設が急ピッチで進むコタイ地区の「スタジオシティ」(写真2)

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