「お客さまからの支持こそが、店長の価値」。D'station WAKO 鹿島店、永井陸星店長インタビュー
2026.10.15 / ホール茨城の旗艦店D’station WAKO 鹿島店を任された永井陸星店長。
現在32歳で、新卒15期生の中で最初に店長へ就任した若手ホープの一人。年齢や社歴に関係なく、挑戦や成果が評価される環境の中、分析を武器に常に仮説を立てながら店舗運営に向き合っている。
お客さまの声や行動を捉え、鹿島店ならではの“DNA”を見極めながら、さらなる支持の拡大を目指す。永井店長は、鹿嶋の市場でどのような店舗づくりに挑むのか。
変革期の中で、年齢や社歴に関係なく、挑戦や成果が評価される。
そんな環境の中で店長を任された。
私が結果を出すことで、次に挑戦する人につなげたい。
PiDEA編集部(以下、編) D'stationの中でも若手ホープの店長とうかがっております。本日はよろしくお願いします。永井さん、今おいくつですか。
永井陸星店長(以下、永) 2019年入社の32歳です。業界歴は7年半です。新卒15期生として入社し、同期の中では最初に店長になりました。
編 入社してから店長になるまでのキャリアについて教えてください。
永 2020年12月にグランドオープンした、長野県上田市のD'station上田店で約4年半勤務しました。副主任からマネージャーまでを経験し、その後、仙台の店舗を経て、2025年8月にグランドオープンしたSuper D'station東金店で副店長を務めました。そこでの経験と成果を評価していただき、店長に昇格しました。
編 ということは、初めて店長になったのがこのお店ですか。
永 はい。今年の3月、昇格に伴う異動で着任し、初めて店長を務めています。
編 32歳で店長というのは、D'stationの中では早い方ですか。
永 以前は20代の店長もいたと聞いていますが、近年では早い方だと思います。同期は100人以上いましたし、会社全体にも多くの社員がいる中で店長を任せていただいたことに、責任を感じています。任せていただいた期待には、この店の成果で応えたいです。
編 同期の中でも、永井さんの昇進スピードが早かったことを改めて振り返ると、どんなところが他の方とは違ったのでしょうか。
永 入社1年目から、「自分が経営者だったら、どう判断するか」を考えていたことが大きかったと思います。お客さまのニーズに応えることと、売上を高めることを、どのように両立させるか。そういう視点で、日々の仕事を見るようにしていました。店長に就任してまだ半年ですから、仮説を立て、実践を重ねることを大切にしています。経験が少ない分、行動して確かめる機会を増やし、成果が出た理由や課題が残った理由を振り返る。その積み重ねで、次の判断の精度を高めていきたいですね。
編 そうした経営者目線で考える習慣は、どこで身についたんですか?
永 実は、同期よりも少し早くから、社会での実務経験を積んでいました。飲食業界で修行するために大学を休学・留年したため、同期より3つ年上の年齢です。休学中はアルバイトでしたが、リーダーとして人材育成やマネジメントに携わり、日報の作成、仕入れ、棚卸しまで経験させていただきました。早い段階から「自分だったら、この店をどう運営するか」と考える習慣が身についたのだと思います。
編 その経験は、今の店長業務にも生きていますか。
永 はい、生きています。当時学んだ経営やマネジメントの考え方を、今の店舗運営に置き換えて実践しています。自分の考えを実行できる立場になったからこそ、その判断が店舗全体にどう影響するかまで考える必要があります。施策を提案するだけでなく、実行後の結果に責任を持つことまでが、店長の役割だと捉えています。
編 NEXUSグループは昨年、星野万里社長が就任し、新たな経営体制となりました。会社の変化をどのように感じていますか。
永 これまで大切にしてきた風土を受け継ぎながら、現在は年齢や社歴に関係なく、一人ひとりの挑戦や成果が評価され、適材適所の人材配置がさらに進んでいると感じています。
編 永井さんはそうした環境の中で店長を任されたことを、どう受け止めていますか。
永 プレッシャーはありますが、同時に大きなやりがいも感じています。私が結果を出せば、次に挑戦する人にも機会が広がると思うんです。弊社のタグラインに「人生、やりたい事だらけ。さぁ、何から始める?」という言葉がありますが、まさに私も今、やりたい事だらけです(笑)。一つひとつを行動に移して、成果につなげていきたいです。
編 店長は業績という明確な数字で評価されると思いますが、それ以外に、どのような力が店長の実力と言えるでしょうか。
永 店舗のマネジメント、特に人の部分ですね。従業員が力を発揮できる環境を整え、その力を店舗の成果につなげることだと考えています。土台となるのは、お客さまや従業員とのコミュニケーションです。店長一人でできることには限りがありますから。従業員が安心して働き、お客さまの声や現場の気づきを共有できる環境があれば、店舗として改善できることも増えます。チーム全体の力を引き出し、継続的に業績を高めていくことが、店長に求められる力だと思います。
編 そう考えると店長の仕事って多岐にわたりますね。従業員とも円滑にコミュニケーションを図らないと良いお店にしていくことができないというか。
永 さきほど「やりたい事だらけ」と申し上げましたが、店長になった時は、「思ったよりやることあるぞ」と驚きました(笑)。店舗のマネジメントだけでなく、お客さまの反応を見ながら、先を見据えた施策を予算も含めて提案していく必要があります。やりたいことが多いからこそ、限られた予算や人員の中で、何を優先するかが大切になります。自分の判断で実現できることの幅が広い点に、店長という仕事の可能性を感じています。
編 今日は平日ですがお客さまが多くいますね。
永 そうですね。3月に着任し、翌月の周年日を一つの節目として、お客さまから信頼していただける店舗づくりに取り組んできました。その盛り上がりを一過性で終わらせず、普段から来てくださるお客さまにも楽しんでいただけるよう、日々の反応を見ながら店舗運営を改善してきました。そうした積み重ねが、今日のような平日の集客にもつながっていると感じています。今後はさらに支持を広げ、いつ来ても楽しんでいただける店舗を目指していきます。
編 この鹿嶋市ですが、西は北浦、東には海が広がっています。茨城県は来店や取材などを自主規制しているため、日々の営業そのものがより問われるエリアです。そんな市場で高集客するには何が必要なんでしょうか。
永 取材や来店ができない地域だからこそ、普段の営業そのものが、お客さまに選んでいただく理由になります。店舗によって“DNA”は違いますから、鹿嶋市場でどのような機種が支持されているのか、その理由がIP、ゲーム性、遊技特性のどこにあるのかを常に分析しています。世間一般の評価だけにとらわれず、「鹿島店のお客さまには何が合うのか」を見極め、機種選定から導入後の運用まで生かしています。人気の有無だけではなく、この店で支持される理由まで考えることが、限られた投資を生かす上でも大切だと思います。
編 次なる強化ポイントはどこだとお考えでしょうか。
永 次は、これまでとは違うタイミングやきっかけで来店されるお客さまにも、継続して選んでいただける店にしたいですね。競合店の多い市場では、当店を知っていただいた機会を、その後の来店につなげる必要があります。初めて来店された方が何を楽しみにされ、何に満足されたのかを捉え、再び足を運んでいただく理由をつくっていきたいと考えています。
編 継続して来店いただけるためのアイデアとしては?
永 まずは、お客さまのことを覚えることですね。数ある店舗の中から当店を選んでくださったことへの感謝を持ち、その方がどのような遊び方をされ、何を楽しみにされているのかを丁寧に捉えます。そうした積み重ねが、再び当店を選んでいただくことにつながると考えています。
編 地道な積み重ねとも言えますが、見方によっては、効率が悪いともいえるのではないでしょうか。
永 確かに、時間はかかります。ただ、日頃来てくださるお客さまの満足は、継続的な来店や、地域での口コミ、信頼につながると考えています。すぐに答えが出る取り組みではありませんが、お客さまの反応を確かめながら、長期的な視点で取り組む価値のある戦略だと捉えています。
編 そういう発想はどこでヒントを得たんですか。
永 本を読んだり、YouTubeで経営者の動画を見たりしていますね。上を目指すなら、パチンコ業界の知識だけではなく、経営全般への理解を深める必要があります。大切なのは、得た情報をそのまま採用するのではなく、鹿島店の市場やお客さまに照らして考えることです。
編 普段から勉強されてるんですね。
永 勉強ばかりしてます(笑)。勉強も、食事と同じで、少しずつ続けることが大切です。食事は3回に分けるのに、勉強は一度にまとめてやろうとしがちですよね。食事を一度に3,000キロカロリー取らないのと同じで、学びも少しずつ積み重ねていくことが大切だと考えています。だから、毎日、新しい情報に触れるようにしています。最近ではBUDDICAの中野優作さんの動画をよく見ていて、お客さまを第一に考えている姿勢は特に参考にしています。「この判断は、お客さまにとってどうなのか」と考えると、店舗運営の見方も変わります。例えば、「あのお客さまは、なぜこの台が好きなのか」と考えてみると、具体的なアイデアにつながることもあります。
編 ってことは、結構ホールに出てお客さまがどんな顔をして打っているかを確認したり?
永 ホールにもよく出ますし、店内のモニターでもお客さまの様子を見ています。機種の稼働状況を数字で把握すると同時に、どんな方が、どんな表情で遊んでいるかなど。数字と現場の反応を合わせて考えることで、次に何を改善すべきかも見えてきます。その積み重ねが、店舗の質を高めることにつながると考えているんです。
編 永井さんって普段打ちますか。
永 最近は、スマスロSAOⅡをよく打っています。自分でも楽しんでいますが、中古機相場で評価が高い理由や、話題になっている理由を、自分で打って知りたいんですよね。朝から抽選に参加して、開店前の期待感や、台を選ぶまでにお客さまが考えることや気持ちを再確認します。私は通常時の遊技体験が大事だと思っているので、そこを実際に体験して、支持される理由を考えたいんです。中古機市場での評価や相場と、自分で打った感覚を照らし合わせ、機械購入や売却の判断に生かすことも、店長としてできることだと思っています。
編 永井さんの店舗づくりの型が今のやり方なのでしょうか。
永 いえ、今は鹿島店のお客さまと市場に合うやり方を探しているところです。着任からまだ半年ですから、今の方法が完成形だとは考えていません。一方で、仮説を立て、反応を確認し、修正する姿勢は、どの店舗を任されても大切にしたいと考えています。まずはSISのSランク店舗入りを目指し、鹿島店でしっかり結果を出すことです。その上で、月間稼働率50%を超える全国有数の東金店で、グランドオープンに副店長として携わった経験を、今度は新店の店長という立場で生かしたいという思いもあります。さらに、大型店の店長にも挑戦したいです。
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