Xのアルゴリズム天国ー変化の激しいSNS時代に。パチンコ業界に特化した運用参考書はいかがですか?ー
2026.03.05 / 連載パチンコ業界でXを運用されているの皆々さま。ようこそアルゴリズム天国へ。
ここではX運用の研究者で生粋のスロッター「ネムさん」が案内人となって、X運用のヒントをお届けします。
日々プレッシャーと共に戦っているX担当者の皆さまが、どうか少しでも「羽を伸ばせますように」という願いを込めて……。
Xのアルゴリズムとは、ユーザーのタイムラインに表示する投稿を選び、その順序を決めるための仕組みである。厄介なことにこのアルゴリズムは頻繁にルールが更新され続け、ハックするのがなかなか難しい代物なのだ。
第2回
アルゴリズム、また大きく変わった?
すべて「量」より「質」の時代へ
PiDEA編集部佐藤(以下:佐):ネムさん! 連載第2回目にしてさっそくですが、最近また「Xのアルゴリズム変わったんじゃないかな」と感じることが多いです。
ネムさん(以下:ネ):年末年始あたりくらいからまた大きな変化がありましたね。特に重要な点でいうと「交流(リプライ)」についてでしょうか。以前にも、今のXのアルゴリズムにおいてリプがかなり重要視されてきているという話をしましたが、去年の12月頃からは単に「リプの数」をこなすのでは効果が得られないルールとなってきました。以前だと、例えば朝のあいさつ投稿に対して「おはよう」といった短文のリプを量産するのが良策とされてきましたが、今のアルゴリズムではそういった短文のリプはX側から「中身のないもの」と判断され、評価としてカウントされにくくなったんです。
アルゴリズム天国ポイント その1
「中身のないリプ」はNG
話題は元のポストから話を膨らませるだけでもOK
佐:ええっ。それってあいさつ以外だと「かわい〜」とか「おいしそう」「すごい!」みたいなものも当てはまりますよね。受け取るリプの内、こういうリプが大半を占めている方って結構多くいるんじゃないでしょうか。
ネ:そうなんです。これって意外と多くの人に当てはまるんじゃないかな。みなさんも可愛い女の子が自撮りをアップしていて、そのリプ欄が「かわい〜」ばかりで埋め尽くされている光景を見たことがありますよね。これって実はせっかくたくさんのリプを獲得できている状況なのに、「中身のないリプ」が多いがゆえに、元ポストは思ったよりも伸びなかった、という結果になりやすかったりします。
佐:これ、私も経験があります。思ったより伸びなかった投稿が、一生懸命準備して撮った写真とかだと余計に悲しいんですよね(涙)。実際、「中身のあるリプ」って具体的にどういったものになるのか知りたいです。
ネ:「中身のあるリプ」といってもそこまで難しく考える必要はありません。元のポストの内容に触れたりしながら、50文字程度の文量になっていればOKです。例えば、ミラノ風ドリアの写真と一緒に「サイゼリヤに行ってきたよ〜」というポストがあるとします。それに対して「美味しそう」の一言だけではなく、「サイゼリヤといえばミラノ風ドリアですよね。僕もよく食べます。めっちゃ美味しそうです」くらいの文量のリプだとベストです。パチンコ業界でよくある例だと、朝のあいさつと一緒に「今日のスケジュールです。遊びに来てね」というポストがあったとします。これに対して大体は、「おはよう」のあいさつのみだったりだとか、「がんばってね〜」のような一言で終わっちゃうケースが多いと思うんです。定番の型があるポストだったら、毎回どこかに変化を入れたり、内容を少し具体的にしたりして、投稿の中にリプで触れやすい要素を入れる工夫をすることが肝になってくるんじゃないかな。そうすればただの「おはよう」が、「〇〇ちゃんおはよう。今日のお洋服かわいいね。△△の取材大変だと思うけど頑張ってね」くらいのリプに成長するかと思います。こういった「中身のあるリプ」をもらいやすい投稿を自ら誘発していくことでアルゴリズム上の評価が高まり、元ポストのインプレッションが上がることにつながります。
佐:なるほど。つまり投稿を作る時は、「この内容だとこういうリプが来そうだな」と先回りして考えるクセをつけるのが大事になってきそうですね。
ネ:そうですね。初めからリプありきで投稿を考えられると伸びやすくなると思いますよ。また、これはリプを送る側の注意点なのですが、今は雑なリプ(中身のないリプ)ばかりを連発していると、ペナルティーとして自分のポストがおすすめに表示されにくくなったり、最悪シャドウバンやアカウントロックされる可能性すらあります。これはX側からそのアカウント自体に「中身がない」と判断されることで起こる現象です。このように「中身のないリプ」は、リプをもらう側、送る側双方にとってかなりデメリットとなるので避けていきたいですよね。
アルゴリズム天国ポイント その2
初速でポストの「質」を精査される?!
佐:そういえば、最近インプレッションの伸び方も以前と変わりませんでしたか。体感ですが、時間が経ってからじわじわ伸びるなんてパターンが多くなったような気がします。
ネ:それも年末年始頃からの変化ですね。今までは「初速」が勝負で、最初の1時間でインプレッションの3割から5割は消化するようなスピード感でした。でも今は、最初の1時間の表示がかなり絞られるようになっています。その少ない表示の中で「いいね」や「リプライ」がどれだけつくかという「質」をX側に判断されて、評価が高いポストだけが継続的に伸び続ける仕組みになったんです。
佐:だから、朝投稿したものが夜に急に伸びたりなんてことも全然起こっているんですね。逆に初速が悪いと、そこで「価値なし」と判断されて終わってしまうと。
ネ:その通りです。ただ、初速が絞られている分、1日に投稿するポスト数自体は以前より多くても大丈夫になりました。このアルゴリズムはパチンコ業界にとってはかなりメリットになるんじゃないかな。なぜなら実戦実況を伸ばしやすくなるから。演者さんはもちろんのこと、店長さんやスタッフさんもプライベート打ちをXで実況するような運用をしている人も中にはいるかと思います。これまでは、間隔の空かない連続投稿や、1日に20とか30件以上ポストしちゃうと伸びにくいなんて言われてたりしていました。でも今は「30分に1回ポストする」ような運用でも、以前よりはさほど影響を受けないかと思われます。これはかなり実戦向きですよね。とはいえ、先ほども話した通り、「中身のないポスト」を何でもかんでも連発するのはアカウントロックやシャドウバンにつながるのでNGです。
アルゴリズム天国ポイント その3
「相互フォロー」で釣ってはダメ!
フォロワー数は自然に伸ばせ
佐:ネムさんネムさん! 最近Xのルールを見ていて気になる言葉が1つあったんですけど、「エンゲージメントファーミング」ってなんでしょうか。
ネ:「エンゲージメントファーミング」とは、ユーザーの関心に関係なく、フォローやいいねなどのエンゲージメントを促す行為のことです。Xでは「エンゲージメントファーミング」は規約違反としているので、行うと最悪アカウントバンになる可能性もあります。例えば「フォローしてくれたら〜をプレゼント」というような、いわゆるプレゼント企画も際どくなってきていますし、リプで「フォローしたんだからフォロバして」と促す行為なんかはもっての外です。
佐:業界内でも「#相互フォロー」をつけてフォローを促すポストを前はよく見かけたのですが、これもあまりよろしくないということになりますかね。
ネ:そうですね。業界アカウントでもよく見かける手法ですが、あまりおすすめはできません。今は「相互フォロー」で集めた1万人より、自然に増えたアクティブなフォロワー数千の方が断然価値があるとされるんですよ。ポストもリプもフォロワーも、今は何より「質」を重要視されます。ホールアカウントがフォロワーを増やしたいなら「相互フォロー」を使わず、すでにフォロワーの多い人とX上でしっかり絡むのが一番早いです。例えばお店に呼んだ演者さんとかね。高いお金を払って呼んでいるんですから、引用リポストなどで紹介してもらうなど、その力をもっと活用していくべきです。
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