「10スロ」成功の10箇条
2025.09.17 / ホール20スロでは財布がもたず、5スロでは物足りない─そんなユーザーのリアルな声に応える存在として「10スロ」が注目を集めている。昨今、大手法人も10スロ専門店を展開するなど業界内での存在感も高まる。本企画では東海・東北・東京の10スロを中心に営業している3店舗を取材し、それぞれが語る“成功の秘けつ”をひも解いた。
適度な射幸性と遊びやすさ 注目が高まっている10スロ
消費の冷え込み、不景気による遊興費の削減が進む中、スマスロの台頭もあり、従来の20円パチスロでは「お金が続かない」と感じるユーザーが増えている。一方で、20スロユーザーからは、低貸の5スロでは「物足りない」との声も少なくない。
そんな中で、一部業界関係者が熱視線を注いでいるのが「10スロ」だ。無理のない投資で適度な射幸性を楽しめる〝ちょうど良いレート〟としてユーザー層を広げつつあるという。
大手法人の中にも10スロ専門店を展開する動きが見られ、これまではあくまでも「低貸」の一部レートとみなされがちだった10スロの存在感は、大きな転換期を迎えている。
実際、ユーザーからは「(20スロよりも)長時間遊べる」「好きな機種を打ち込める」「勝ち負けのバランスがちょうど良い」といった声が寄せられ、SNS上でも10スロを取り上げる投稿が散見されるようになっている。
一方のホール関係者の間でも「新たな需要の受け皿」として注視する動きが広がっている。
そこでPiDEA X編集部では、東北、東海、関東の10スロをメインで営業している店舗を取材。それぞれの現場で培われた実践的なノウハウや運営哲学を整理し、「10スロ成功の秘けつ」を探ってみた。単なる低貸の延長ではなく、新しい市場の核となり得る10スロ営業。その可能性と成功の条件を、三者三様の視点から浮き彫りにしていく。
取材ホールその1 アムズガーデン利府店

パチンコ:440台 パチスロ:314台 (10スロ台数:278台)
地域で圧倒的人気を誇る 宮城県の10スロ専門店
宮城県のベッドタウンに位置するアムズガーデン利府店は、地域を代表する低貸専門の旗艦店である。
設置台数はパチスロ314台、そのうち278台を「10円パチスロ」が占め、東北でも有数の10スロ専門ホールとして知られる。近隣には20円パチスロ主体の大型チェーンも存在するが、同店は独自の戦略によって確固たる地位を築いてきた。
同店を切り盛りしている熊谷邦昭店長は「低貸だからといって手を抜かない。むしろ20円主体のホールと同等のクオリティーを提供することで、安心して遊べる場所として信頼を得ることがもっとも大事です」と強調する。
同店の特徴は、10スロメインでありながら新台導入や特日の営業に一切妥協しない点にある。20スロ店舗と同等のレベルで新台を投入し、注目タイトルは複数台数を確保。ライターや演者の来店施策も積極的に活用し、出玉感をしっかり演出する。「遊ばせる営業」を意識しつつも、推し日には20スロ店顔負けの強い仕掛けを用意し、近隣の常連ユーザーのみならず、軍団や専業も含めたコアユーザーなど、幅広い層の支持を集めるメリハリ営業が特徴だ。
軍団の存在は歓迎されないことも多いが、熊谷店長は「来てくれるということは、店が熱いと認められている証拠」と前向きにとらえており、常連客とのバランスを取りながら共存を図っているという点も印象的だ。

人気の「L東京喰種」も10台設置で朝から高稼働をキープしている。
10スロの強みは ほぼ100%で機械代を回収
また、10スロならではの利点として「(20スロよりも)機械を長く使えること」が挙げられると熊谷店長はいう。
20スロでは短期間で稼働が落ちて撤去される機種も、10スロであれば半年以上稼働が持続するケースが多い。
「20スロで通用しなくなった機種でも、10スロなら投資が抑えられますので、最後まで打ってもらえる。結果として、機械代はほぼ100%回収することが可能です」と説明する。
こうした機械寿命の長さは、特定の機種を好むユーザーにとっても「まだ打てる」という価値を提供できる強みとなっている。
「低貸」という表現は使用しない 独自のブランド戦略
さらに注目すべきは、同店では「低貸」という言葉をほとんど使わない姿勢だ。
「低貸という言葉を出した瞬間に、1円パチンコや0.5円と同列に見られてしまい、10スロ本来の“程よいバランス”が伝わらなくなる。だからこそ10円パチスロという言葉を徹底して使い続けている」と熊谷店長は続ける。
このこだわりは、従来の低貸に対する「勝てない」「遊べない」といったネガティブな印象を払拭し、10スロを独自のカテゴリーとして確立させる狙いがある。
「10スロ」で勝負するからこそ 必要になる「2スロ」の役割
10スロメインの店舗である同店だが、36台「2スロ」を設置している。
熊谷店長はこの「2スロ」の存在についても明確に位置づけている。10スロが「勝負と遊びの中間点」として若年層から中高年層まで幅広い支持を集める一方で、2スロはあくまで“稼働の下支え”という役割を担っているという。主な利用層は高齢者を中心とした常連客で、一日じっくり腰を据えて遊技できる安心感が最大の魅力だ。熊谷店長は「10スロでも一日遊ぶとそれなりに投資が必要になるが、2スロなら限られた予算で長時間楽しめる。その安心感が固定ファンを支えている」と語る。

こちらは10スロよりも年齢層は高めで、長時間打ち続ける人が多い。
また、2スロは店舗全体の「にぎわい感」を演出する効果もある。島の稼働が切れず常に遊技台が動いていることでホール全体に活気が生まれ、他レートを利用する来店客の心理的満足度も高まるという。「売上だけを考えれば2スロを10スロ置き換える選択肢もありますが、稼働の絶対数が減ればホール全体の雰囲気が沈んでしまうでしょう」と熊谷店長。
20スロホールにおける5スロのような存在として同店では2スロを重用している。
「20スロユーザーの引き込み」を狙う 10スロ店舗の矜持
同店の場合、他店の抽選に外れた専業など、コアユーザー層が流れてくることも少なくない。メリハリのある設定配分で出玉感を演出し、信頼感を醸成している。熊谷店長は「どのレートであってもお客さまは勝負しに来ていると思うんです。だから20円と同じオペレーションをすることが必要」と語り、10スロを「20スロの廉価版」ではなく「20スロと同じ体験を半額で提供する場所」と位置づけている。
こうした取り組みを支えているのは、経営側の理解も大きい。利府店はグループ内でも旗艦店と位置づけられており、予算面でのバックアップも厚い。収益性よりも稼働重視という方針が徹底されており、演者来店や広告宣伝にも積極投資する。
「短期的に数字を上げるよりも、稼働を積み上げて長期的な信頼を得ることを優先している」と熊谷店長は語る。その考え方は、実際に安定した稼働実績として表れている。
そんな熊谷店長が語る10スロ成功の秘けつは、20円旗艦店と同等のクオリティーを提供すること、短期回収に走らず稼働を重視すること、普段は遊ばせつつ推し日には思い切った仕掛けを行うこと、「低貸」という言葉を使わず「10円パチスロ」としてブランド化すること。そして、機械を長期稼働させファンの定着につなげること、専業層と常連層を両立させる柔軟な営業姿勢に集約される。
これらの要素は一見シンプルだが、実行には経営の覚悟と現場の徹底力が必要だ。利府店の事例は、10スロが単なる低貸の延長ではなく、独立した市場価値を持つレートであることを示している。程よい遊びやすさと本格的な熱気を両立させることで、常連から専業まで幅広いユーザーを取り込み、支持を集めている。熊谷店長の「どのレートであってもやるべきことは同じ」という言葉こそ、10スロ成功の本質を突く一言といえるだろう。

自身のブログで出玉結果も積極的に発信している。
取材ホールその2 東海地方の10スロメインのB店
設置台数:約300台(内10スロ200台以上)
目的は「遊技」のライトユーザーが中心 10スロだからこその環境を創出
続いて、匿名を条件に話をしてくれたのは、東海地方で長年10スロ専門店を運営するA店長だ。
A店長は10スロ営業の魅力を「遊びやすさ」と「お客さまに還元できる環境を作りやすい」という点にあると語る。
「20スロのようにハイレートの場合、特日などは緊張感があって、専業同士の競争もあり、時として殺ばつとした雰囲気になることも少なくありません。一方で、10スロ店舗の場合、純粋に『遊技』として来られるお客さまが多いので、幅広い層が安心して遊べる環境を提供しやすいと思います」
同店はとりわけ高齢者やライトユーザーが中心となるため、店内の雰囲気は柔らかく、居心地の良さが自然に生まれているという。
「近隣には20スロの大手法人もありますが、競合というよりはすみ分けできていると感じています。出玉を追求するコアユーザーは大手法人の店舗に行き、自店では比較的に長く遊びたいというお客さまが多く来られる。うまく共存できているのではないでしょうか」とA店長は語る。
10スロユーザーのライトな立ち回り 最高設定でも粘らない!?
A店長が10スロ営業の魅力として強調するのは、設定配分における「循環の良さ」を挙げる。
10スロだと、そこまで勝ち負けを重視する人が多くないため、ユーザーが高設定を見抜いて長時間粘るケースが少ないという。結果として優良台が途中で空き台となり、別のユーザーに行き渡る。
「もちろん、勝ち負け重視でねばるお客さまもいらっしゃいますが、少ないと思います。なので、高設定台が夕方に空いて別のお客さまが着席する。自然に(高設定が)回るので、店全体として遊びやすいという環境が作れるようになる」と語る。
これは20スロの店舗では起こりにくいメリットであり、同店の常連ユーザーが安心して再来店する理由のひとつにもなっている。
さらに、アムズガーデン利府店と同様に「10スロは長期的に機械を活用できる点でも優位性がある」とA店長はいう。
20スロでは稼働が落ちた時点で早期撤去を余儀なくされる機械も、10スロでは半年以上にわたって稼働が続くケースも少なくない。
「同じ機械でも、低いレートなら遊べる感覚が維持されやすい」とA店長は説明する。新台導入は見極めを重視しつつ、既存機の寿命を延ばすことでコストを抑え、その分を設定やサービスに還元する経営スタイルが根付いている。
また、広告宣伝に関しても特徴的だ。10スロの「ちょうど良さ」をストレートにアピールするよりも、日常的な期待感を演出することに重点を置く。SNSでは出玉の誇張を避け、地域とのつながりや店舗スタッフの日常を発信。
「パチンコホールはお祭りの場」というA店長の理念に基づき、屋台など、お客さまが楽しめるような施策を積極的に行い、地域の憩いの場としての役割を意識している。こうした取り組みは、単なる遊技空間にとどまらない〝縁日のようなホール〟という独自のブランドイメージを形成している。
安易なレート変更では成功しない 10スロの営業方針
A店長は「10スロを安易に収益改善の手段と捉えるべきではない」と強く指摘する。
20スロから下げたり、5スロから上げたりする際に「とりあえず10スロで」と考えてしまうと失敗に直結するという。
「短期的に収益を求めるのではなく、長期的に稼働を育てる姿勢が必要です。還元と雰囲気づくりを一貫して続けることで、初めてお客様に信頼される店舗になる」と語る。
最後にA店長が挙げたのは「お客さまを楽しませる」という基本姿勢である。遊技台や設定だけでなく、接客や企画、SNSの発信に至るまで、常に“楽しさ”を提供することが10スロ営業成功の鍵だという。
「期待感、安心感、遊びやすさをどう作るか。それを考えることが、10スロが選ばれる理由になると思います」と結んだ。

(※画像はイメージです)
同店はライトなユーザーを抱え込む地域密着の営業が特徴。アムズガーデン利府店のように20スロ店舗からユーザーを引き込むべく、メリハリ営業を続けている店舗もあれば、同店のように、近隣とのすみ分けを意識し、共存の道を選ぶ店舗もある。それぞれ、ユーザー属性、近隣店舗状況を考慮して、最善の道を選んでいる結果と言えるかもしれない。
取材ホールその3 シード上板橋店

(10スロ台数:107台)
細かくレートを調整してきた 低貸専門店の歴史
10スロ店舗取材の最後は、都内10スロ営業ホールの中でも抜群の人気を誇る「シード上板橋店」の堀祐一店長に話を聞いた。
シード上板橋店のグランドオープンは2015年。元から低貸専門店だったわけではなく、当初は20スロ60台、2スロ20台で営業するスタンダードな配分だった。しかしすぐに20スロを全撤去し10スロに変更、ここで店舗の営業を低貸メインに切り替えた。
さらにその翌年には2スロを8台減らすとともに10スロを20台増台、パチスロの総台数を92台に増やした。そして2023年5月にはついには2スロを廃止しパチスロをすべて10スロに切り替え、名実ともに「10スロ営業店」になったのだった。
なおシード上板橋店にはパチンコもありそちらも低貸営業をしている。採用しているレートは2パチと1パチ。これらも含めて細かくバランスを調整しており2025年8月には1パチを圧縮し10スロを増台したばかり。結果スロの総台数はグランドオープン当初より27台増えて107台になった。このように、およそ10年の店舗の歴史で徐々に「10スロ」の存在感を高めてきた流れがあるという。
堀氏によれば、この背景には「近隣の大手の20スロとの競合を避けるため」という理由があったそうだ。
2パチ・10スロは収益性を目的としていながらも4円・20スロとの差別化が図られており「安心して遊びたい」というヤングミドル層から高齢層までの幅広い集客も見込める。
これは大手と「やり合っていく」のに適したレートで店のメインとして使い、1円パチンコは価格を極限まで下げてお客さまの人数を増やす「賑わい感」を担う要素として使っている。実際、低貸の中でも特に2パチ・10スロに力を入れている店舗が近隣にないこともあって稼働は良好。特にこの8月に台数調整を行ってからは圧縮効果で1パチの平均稼働が大幅にアップし、10スロに至っては「専門店」のカラーがより強くなったことでIN枚数を大きく伸ばすことに成功している。10スロ増台の際には「稼働率を維持しつつ台数を増やす」というのが目標だったが、実際には台数が増えたにもかかわらず稼働率もアップするという嬉しい誤算があり、平均の滞在客数が33名から41名に増えた。もちろんこれは8月のデータでお盆期間も含むので楽観視はできないものの、10スロのポテンシャルは充分すぎるほど感じることができる成果となった。
「L東京喰種」は買えないけど 従業員の行動で客滞アップに!?
8月に1パチの台数を調整し10スロ営業店としてのカラーを強く打ち出す方向に舵を切ったシード上板橋店。当然、いくら台数を調整したとてただ漫然と動かすだけではお客さまはついてきてくれない。成功に至った秘けつを訊ねると、意外な答えが返ってきた。それは「従業員の行動が変わったから」というものだった。
「特別なことをやって結果が出たというわけではないんです。台数調整にあたって、じゃあキャパを増やすからそこに『L東京喰種』を一杯並べようみたいな理想ではあるのですが、10スロだと機械代がペイできない。その代わり何をするかとなったときに、ベタな話ですが従業員のみんなと一緒に『8月4日(リニューアル日)以降は集客にこだわりましょう』というマインドに変えていった。泥臭い感覚ですが、お店に一人でも多く入っていただく、という方向にシフトしたんですね」

結果集客につながったと話す堀店長。
以前は1回来ていただいたお客さまに気持ちよく楽しんでいただいてリピートを狙うことを重視していたため、DMなどを含め、ほぼ活用せず口コミや店内のPRがメインだった。台数調整以降はここについての意識を変え、販促のエリアを一駅隣の池袋まで広げた。雨の日で客足があまり伸びずやることがないなら、駅前にいってティッシュを配る。公式LINEアカウントも導線を整理して登録人数を増やすことを念頭に活用する。
一つひとつは小さな行動でも、それらが「10スロ営業」というやや特殊といってもいい特徴と「ハマった」結果、想像以上の人気店となったのだった。
都内随一の専門店店長が語る 「10スロ」の魅力と強み
「5スロ」と比べ、「10スロ」は利益が出しやすいのは間違いない。しかし一方で、お客さまが求める「長く楽しみたい」という低貸の存在意義たる部分への訴求は弱くはならないだろうか。
ホール運営に携わる多くの店長がそう判断するからこそ、現状で一般的な低貸レートは5スロに落ち着いていると考えられ、10スロはいかにも「中途半端」という声もなくはない。この疑問については堀店長は「10スロは低貸しであって低貸しではない」という。
この真意はこうだ。「長く遊びたい」という目的で5スロをメインで打つ人は10スロは打たないが、「勝負がしたい」という目的で20スロをメインで打つ層は状況次第では10スロは打つ可能性がある。要は20スロと5スロの間には深い川が流れているのだが、20スロと10スロの間にはそれがないのだ。
折しも20スロメインで近隣の競合店舗が閉店した際、シード上板橋店はその空白地帯に「遊びやすさ」で滑り込み、低貸店にもかかわらず見事にシェアを取ることができた。そして実際、それで利益が出ているという。もちろんシードが単店ではなく近隣でドミナント戦略をとるチェーン店舗の一部であり機械を他店から回してもらえる環境があることやその他の細かい経費削減の策はあるものの、やはり5スロ専門の店よりは利益を出しやすい環境であるのは間違いない。
また利益と遊びやすさのバランスが良いという強みも稼働率アップにつながっており、10スロ店のカラーを強く打ち出してからは常連数やリピーター、特に若いカップルの姿などが増えたという。また低貸店で問題に挙げられがちな「再プレー」関連の問題もシード上板橋店では特に発生していない点も注目に値する。
要は5スロメインの「低貸店」と10スロメインの「10スロ営業店」では客層や遊技目的、そして問題になりがちなトピックスなどが根本から違うのだ。これらを含めて考えると、堀店長が言う「10スロは低貸であって低貸ではない」という考えも理解しやすいかもしれない。
最後に、堀店長に「他店に10スロ営業を勧めるか」を訊ねてみると「状況によります」という答えが返ってきた。なんせ単純に売上が2分の1になるのに対して、出ていくお金(コスト)は基本的には変わらない。なので20スロでいける状況なのであれば20円でやったほうがいい。しかし、今は全国的にスマスロ・スマパチの設置比率が高まってきており、その影響で人件費を削減することができるようになってきた。これによって努力次第では大幅な経費削減を行えるので、そうなると10スロ営業が俄然現実味を帯びてくるという。

多くのユーザーが遊技する人気ぶり。
いまは不景気で遊技に使えるお金も減ってきており、若年層ユーザーは減り、高齢層の割合が相変わらず高い。そうなると適度な投資とリターンを持つバランス力に優れた10スロの存在価値は必然的に高くなるのではないだろうか。
そう遠くない未来、10スロや2パチがスタンダードになるような日がもしかしたら来るかもしれない。
