[謎]2024年の元旦は打つべきか、打たざるべきか……いや打つだろ!

2023.12.30 / ホール

古来より伝わる通説であり、パチンコ打ちにとっては永遠のテーマの、「盆暮れ正月はパチンコ打つなかれ」という重要な格言があります(ないよ)。

「ホリデーシーズンのパチ屋は全力でぶっこ抜くから行っちゃ駄目だよね〜」という噂は確かによく聞くものですし、実際に毎年痛い目を見てる読者の方もおられるやもしれません。

しかし! 一方で「最近のパチ屋さんは盆暮れ正月も出すようになった」という声があるのも事実。あくまでパチスロの話ですが、すぐに出玉状況が拡散され後々までデータが残ってしまう現在、お正月だからお盆だからという理由で無条件にベタピン営業をするお店は、多分徐々に減ってきているはず。

そこで、果たして最近のホールのお正月の「初出し」事情は果たしてどんな感じなのか、ざっくり調査してみました。


以下、店舗ごとの勝率と総差枚数・台ごとの平均差枚数に注目。特に「勝率」を重視しおおむね40%以上を「出している」と表現しています。そしてその上で総差枚数・台ごとの平均差枚をチェック。総差枚は明らかにイレギュラーな数十万枚単位のプラスを、そして台ごとの平均は500枚を超えるようなものをピックしています。これは流石に回収営業とは呼べませんからね。


 

はい以上を踏まえてデータ集計サイトによると、2023年1月1日に総差枚数が最も大きかったのは大阪府の某数字系の屋号のお店。なんと客側の勝ちが20万枚オーバーで全体の勝率も50%を超えていました。

パチスロの設置台数が600台以上と規模が大きいお店さんですが、台あたりの平均差枚も450枚を超えており、まさしく「お年玉営業」だったようですね。近畿エリアは他にも奈良・滋賀に勝率50%ラインに近いお店があり、和歌山以外の全店で総差枚がプラスの店が存在していました。なお、お正月営業で真っ先に思いつく三重はデータなしなのであしからず。

 

パチンコ・パチスロの聖地、愛知県の某Z○○○店も負けてはいません。こちらは総差枚は14万と大阪の某店より低いですが設置台数が少なく台あたりの平均差枚はなんと800枚オーバーの日本一を記録。勝率も54%とあきらかに平常営業を超えるものでした。さすがは愛知……! 岐阜の同系列店も勝率51%、平均差枚555枚の好成績でした。

関東は東京都そして神奈川の某店がほぼ横並びで約53%の勝率を記録。千葉・栃木のトップ店も50%程度に落ち着いていたようです。あと茨城も健闘。ただし、群馬はこの店! というのはありませんでした。ですがまあエリアの平均値としては関東が一番強かったようです。まあ人口多いしそりゃそうか。

ちょっと北に行って東北/北海道エリアは北海道と岩手に強い店あり。特に北海道の某店は勝率50%キッカリ、そして平均差枚が600枚近くとデータ上では日本で2番目の強さでした。また東北エリアは全県において総差枚がプラスの店あり。まさに「探せば戦える店がある」エリアだったようです。

中国地方は広島のトップ店が勝率約49%をマーク。鳥取、岡山、山口も勝率40%にタッチしそうな店舗がありました。ここも探せば戦えそう。

九州四国には「この店がすごかった!」というのはないのですが、差枚だけでいうとプラスの店がちょいちょいあります。もっとも強かったのは宮崎の某店。勝率は40%ですが多分平常より強いハズ。総差枚でいうと愛媛の某店が約4万枚と頭一つ抜けていました。これもベタピンじゃありえない数字ですね。

と、このように全都道府県を見た結果「むしろ普通の日より強かったであろう店」というのが結構ありました。台当たり1000枚を超えるような「めちゃめちゃ強い日」は確認できませんでしたが、他の日に比べて極端に弱いというわけでもない。要は最近のお正月というのは意外にも「店の選び方次第で充分に勝負できる日」であるようです。

ここが重要ですが、今取り上げたような情報は全国でも出したお店の例です。もちろん地域差はありますし、割合として利益を取りにくるホールが多いと思います。

また上に挙げたデータはあくまで昨年の結果をベースにしているもので今年も同じくこうなるよ、というわけではないのですが、「正月はまったく出ないベタピンの営業だから、家で1人で寂しく過ごすぜ」と思ってる方がおられましたら、いやそんなことはないみたいですよと言いたくなりますね。特に年末グランドオープンしたようなお店で結構強いお店もありますから。一年前と比べてパチスロの業績は上がり続けていますから、ホールが力を入れるなら「今でしょ」状態なわけです。

さて、ここまで読んだあなた。2024年の元旦は打つべきか、打たざるべきか……いや、打つだろ!

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