スーパーライブガーデン小山喜沢店の設定には人格が2つある

2023.12.12 / ホール

皆川店長がスーパーライブガーデン小山喜沢店に赴任したのは4月のこと。元々高稼働していた店舗を任された形だ。

今までの良い流れを崩したくないと考えた皆川店長は自分が赴任する数カ月前から、同店で長く勤めていた石橋里紗マネージャーにある指示を出した。それは、「前任店長の設定の考え方をマスターしておくこと」だった。石橋マネージャーに何を学んだのか聞いた。 

 「今はもう笑い話ですが、前任の西山店長に設定をどう考えればいいかを聞いたら、想像していたよりもかなり専門的な内容で最初は話に付いていくのがやっとでした(笑)。そこからは必死に帳票を見ました。不思議なものでずっと眺めていると、大体こういう時に上げたり下げたりするんだなという傾向がつかめてくるものですね。シミュレーションも含めていろいろなことを覚えている最中です」

同店の設定は石橋マネージャーと皆川店長が協議して決める。ここまでは多くの店でも同じ流れなのだろうが、面白いのは石橋マネージャーのセンスが皆川店長とまったく違うことだ。

石橋マネージャーは控え目に「勉強中」と表現したが、実際のところ、時折石橋マネージャーのセンスが爆発する時がある。皆川店長はそのセンスを次のように評価する。

「私が考えつかないようなところにいきなり全台系を使ったりするんですよ。ど平日とかですよ。ホール営業のセオリーというよりも、その時ホールにきているお客さまを物語的に捉えているのだと思います。すごいセンスだなと」(皆川店長)

人気全盛ではなくなった機種や、元々の出玉率が甘い機種でも平日にいきなり全台系をぶち込む。石橋マネージャーの脳内をのぞいてみたくなる。

「台が甘い甘くないは関係ないんですよね。日々、ホールで遊んでいるお客さまの顔を見ながら、並びや末尾など、何がサプライズになるかを考えたりします。『そこやったのかよ』と思わせたいですよね。他のお店ではチェックしない機種にもあるとなると、気にしなきゃいけなくなるでしょうし」(石橋マネージャー)  

スーパーライブガーデン小山喜沢店の第二のブレーン。いや、もはや第一のブレーンといっても過言ではない石橋マネージャーは、普段からホールに出ることもあるので、見かけた時に話しかけて損はない。

 

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