夜の稼働率8割越え‼️ 名古屋駅前の一等地キン観柳橋の強さに迫る!

2023.10.14 / ホール

朝一の入場は59名
ピークは20時の時点で約900名

キング観光が経営するホールが、名古屋市内に9店舗ある。そのうち7店舗が「サウザンド」という冠を戴いており、設置台数が1000台を超えるメガホールだ。

そのサウザンドの中でももっとも新しいのが、「キング観光サウザンド名古屋駅柳橋店」である。柳橋中央市場の一角を買い取り、土地・建物、遊技機、設備など諸々を取得し、合計約220億円の一大プロジェクトとして、2021年末にグランドオープンとなった。台数は1515台。1日の利用者数が60万人ほどと言われている名古屋駅から徒歩5分という好立地で、しかも立体駐車場も268台用意しており、立地、設備ともに高稼働する条件はバッチリ整っている。

同店の特徴は、朝と夜の稼働がまったく違うこと。夜の方が少し多いという程度ではない。夜が圧倒的に高稼働となるのだ。柳橋中央市場の周囲は高層ビルが立ち並ぶオフィス街であり、特に週末の夕方過ぎともなると多くの客でごった返す。その稼働率は、多い時では8割を超える。

9月29日、小誌編集部は同店の営業に張り付いて取材を敢行した。朝イチの入場は、8時10分に整理券順が配布された後、開店直前の8時50分に店舗立体駐車場3階に並ぶのだが、この時点で行列は20名。おおよそ1515台の台数が埋まるとは到底思えないが、同店にしてみればこれは平常運転。週末ということ以外に何か仕掛けがある特別な日というわけではないが、そのギャップが楽しみでもある。ちなみに朝から並んでいたのは20代から30代の、比較的若めなお客さんばかり。9時になり開店。並んでない一般入場も含めて59名での開店となった。 

朝イチのユーザーの動きを捉えたシーン。やはり並んでいた人の多くが地下フロアのパチスロコーナーへと歩を進めていった。

朝イチどのコーナーから埋まっていくかを見てみると、やはり80%ほどのユーザーが地下のパチスロコーナーに向かっていく。パチスロコーナーで客付きが良かったのは、「戦国乙女4」と「傷物語」。「傷物語」は朝イチのAT1回目

目がチャンスなので、それを狙っての高稼働だろう。案の定初ATを取った客のほとんどは別の機種で遊技を始めていた。また、「沖ドキゴールド」も比較的人気な様子で同コーナーの稼働率は50%弱といったところだった。

そしてもう1つの高稼働機種、「戦国乙女4」は11台フル稼働もあって立ち上がりは良好。10時の時点でほとんどのユーザーが持ち玉遊技となっている。後述するが、近藤店長の好みを考えれば全然「全台系」もあり得そうだ。

こちらも夕方時点での「Lからくりサーカス」と「ヴェンデッタ」のコース。ほぼフル稼働となった。

一方、パチンコフロアはというと、なぜか全員が音量を最小にしていることもあって驚くほど静かだ。この日圧倒的に人気だったのは「スマートぱちんこ ソードアート・オンライン」。朝イチ時点で6割ほど稼働となった。11時になると少しずつ人が増え始める。朝イチの時点では誰も遊技していなかった「ジャグラーコーナー」も2割程度は動いてきた。「キングハナハナ」も4割稼働。若い客層が多いためか、低貸しも若者を中心に人気だ。11時を過ぎた頃、20スロの客数は150名ほど。開店時の3倍以上に増えていた。 

夕方時点での「エヴァ咆哮」の稼働状況。66台の設置がほぼ満台に。

 

キング観光, キン観, 柳橋