【新連載】All For Fan〜至高のエンターテイナーたち〜 Vol.1 「TikTokerアオスピ」

2023.09.22 / 連載
「100万人のパチンカスと出会う」ために再スタートを切ったTikToker「アオスピ」
PiDEA X編集部(以下略編):注目のインフルエンサーたちにインタビューをしていく新連載。1回目のゲストは「一般人」と「パチンカス」と名乗り、TikTokやYouTubeで「一般人とパチンカスの思考の違い」など、通常の実戦とは異なるネタ動画を投稿している「アオスピ」さんにお越しいただきました。
TikTokやYouTubeで、一般人とパチンカスの違いやあるあるネタを投稿している。ちなみに「アオスピ」という名前の由来は、高校時代にパチンカス氏がお笑い芸人時代とは別の友達と「青春スピーカー」というコンビ(特にお笑いとかでもなく、仲良い友達同士でつけてた名前)、そこから「青春」の"アオ"と「スピーカー」の"スピ"を合わせたものだという。
 
本日はよろしくお願いします。

一般人さん(以下略一):こちらこそよろしくお願いします。

パチンカスさん(以下略パ):お願いいたします。

編:お2人はいわゆる「パチンコ」をベースにしたネタ動画を中心に、TikTokや最近ではYouTubeで投稿されていますが、TikToker「アオスピ」が誕生するまでの流れを簡単に教えていただけますか?

パ:元々、同郷(秋田県)で、高校の同級生で部活も一緒。ではあったのですが、そこまで仲良しの友達という感じでもなく、グループで集まる時は一緒にいるくらい。その後、お互いに上京して、彼(一般人)は、大学生。自分は専門学校に行って消防士になりました。

編:消防士? 全然予想できないキャリアですね。

パ:そうですよね(笑)。自分は消防士時代に先輩に連れられて初めてパチンコに行きまして、そこで運良くビギナーズラックで勝てたこともあり、どっぷりハマりましたね。今から10年前くらい。「北斗」とか「仮面ライダーV3」とかMAXタイプがあった時期、たぶん19〜20歳のころです。

編:文字通りパチンカスになっていったということですかね(笑)。 パ:まぁそういうことになりますね。自分はそんな感じなんですけど……。

一:あの話もしといた方がよくない?

パ:そうか。実は消防士やっていたんですけど、結構すぐ辞めてまして、その後、高校の別の友達とお笑い芸人をやっていたんですね。

編:お笑い芸人!? たしかに動画内での喋りとかみていると堂々としていますし、納得する部分もありますね。

パ:いやいや、全然そんなことないですよ。結局、どこの事務所にも所属することもなく、地下芸人のような形でいろいろな劇場で5年くらい活動したんですけど、相方が、地元に就職して帰ってしまったので、解散しました。

消防士からお笑い芸人を経てTikTokerに。動画内では「パチンカス」として活躍中

一:僕はそれを応援する立場であり、その(お笑い)ライブとかの手伝いとかもしていたんです。

編:なるほど。お笑いの舞台に立つ側と裏方みたいな関係だったんですね。ちなみに一般人さんは大学のために上京されたということですが、その後はどのような道のりを歩んでこられたのですか。

一:大学のために上京したんですけど、ちょっと合わなくてすぐ辞めちゃったんです。それでバイトとかしまくって、20歳くらいから普通に就職で芸能事務所に入りました。

編:芸能事務所ですか? こちらも意外な経歴ですね。

一:彼(パチンカス)たちが芸人目指しているんで、自分もそれをサポートできるようになれないかなと思って、勉強のために入社したんです。そこで2〜3年勤めました。退職後は、別の友達と会社、ウェブ広告の代理店のような仕事を立ち上げて今も続けているんです。今では彼(パチンカス)も含めて友達4人くらいで同じ仕事をやっています。

パ:上京して、一緒に遊ぶようになって、いまは仕事も一緒にやるようになっているという感じです。

編:ここまではTikToker『アオスピ』の前日譚ですが、誕生するきっかけはなんだったのでしょうか。

パ:先ほどもお伝えしましたけど、2人で遊ぶようになって、たまたま2年前に一般人を誘ってパチンコに行きまして、彼(一般人)もガッツリハマったんですけど、それこそ、ほぼ毎日のようにホールに行ってパチンコを打つのが当たり前のようになっていたんです。

パチンカスさんをサポートしつつ、芸能事務所を経て会社を設立。動画内では「一般人」を演じている。

一:ほぼ毎日、お店に行くようになったのですけど、いつだったか『この(パチンコに行くという)熱量を何かにぶつけたら、もっとすごいことになるんじゃない?』みたいな会話をお互いにしたのがきっかけですかね。当時、TikTokが流行ってきていて、遊びで動画を投稿するようになっていきました。最初はそこまで本気ではなかったんですけど、「いいね」とかフォロワーが増えてくると、断然やる気が出てきて、動画投稿が日課になったんです。

編:なるほど。フォロワー数もかなり増えたんですよね。

一:そうですね。ピークは15万人くらいのフォロワーさんにみてもらえるようになっていました。

編:15万人はすごいですね。

パ:なんですけど、残念ながらそのアカウントはBANされてしまったのです。

編:そこまでフォロワーが増えたのにBANされてしまったのは残念ですね。それで今は切り替えて、新たに活動を再開したということですね。

一:いや、まだ結構引きずってますね(笑)。

パ:やっぱり、ショックはデカかったですよ。まだ本調子じゃないというか、気分的には波に乗り切れてない部分もありますね。

編:15万アカウントがBANは惜しいですね。

一:まあ、起こってしまったことはしょうがないので、TikTokのアカウントも作り直しましたし、新しくYouTubeでもチャンネルを作って再スタートしました。


「パチンコを打たない人を惹きつけたい」 TikTokを中心に描く未来

編:では、新たに始められた動画ですけど、これまで同様に一般人とパチンカスという2人が登場して、対決したり、ショートコントのようなテイストだったりという動画の構成になっていますが、このような内容になったのはなぜですか。

パ:最初は何も考えずに動画をアップしていたのですが、少しずつ観てもらえるようになっていくと、やっぱりちゃんと構成を考えた方が良いかなと思って、今の形になっていきました。

一:すごい生意気なように思われてしまうかもしれないのですけど、僕らはパチンコユーザーさんに喜んでもらうというよりもパチンコをやったことがない人に興味を持ってもらいたいと思って動画を作っているんです。だから、未経験者でも笑ってもらえるような内容が良いなと思います。

編:それは、すごい良いことですね。実際にパチンコ未経験の人たちの反応はあったのでしょうか?

一:DMで、『動画を観てこの前初めてパチンコをやってみました』とかもらうこともありますよ。中学生くらいのお子さんを持つ方からは『息子がアオスピさんの動画ばかり観て困るのでなんとかしてください』というメッセージももらいました(笑)。

10代〜20代のフォロワーを多く持つ、新進気鋭のTikToker。パチンコ未経験者を楽しませる動画で新たなファンを生み出していく。

編:良い反応ですね。最後に今後の目標などあれば教えてください。

一:おかげさまで、徐々にホールさんに来店で呼んでもらえたり、メーカーさんからお声をいただいたりと仕事の幅が広がってきました。自分たちの動画視聴者は10代〜20代の若者が多いので、学生によるパチンコのイベントとか企画にもゲストで参加してくださいとお声をもらいました。今後もそういう活動が増えていけばいいなぁと思います。あと、もう1つ、僕らだけじゃないですけど、パチンコ関連のTikTok勢とかショート動画勢はこれから1つのジャンルとして認められていくと思っていますし、そうなるように努力していくつもりです。だから僕らみたいな演者には早めに注目してもらった方が良いですよ。……なんて言ったら、また生意気だと思われちゃうかもしれないですけど(笑)。

パ:最初はパチンコに特化した動画を作るつもりはなく、もっといろいろなジャンルで動画を作っていくつもりでしたが、今は腹を括ってパチンコネタの動画で世間に認めてもらうようにしようと頑張っています。チャンネル登録者数も10万人、50万人、やがては100万人と増やしていきたいと思いますので、これからも応援よろしくお願いします。

編:今後の活躍期待しています。本日はありがとうございました。

一:パ:ありがとうございました!

 

アオスピさん

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