【パチンコ市場の変化に期待!】SANKYO渾身の「PF機動戦士ガンダムSEED」を徹底解説!

2023.06.26 / その他情報

【月曜】大手法人機械対策課SH@CKの新台講座#305


今週の紹介機種は「PF.機動戦士ガンダムSEED」
2023年8月6日週導入開始予定
メーカー:SANKYO
全国50,000台予定(分納含む)


10年以上も前から業界内でリリースされると噂され続けた「ガンダムSEED」がついにリリース開始!今では業界人だけに限らずユーザーからの認識も「ガンダムシリーズ」と言えばSANKYOだが、当初は京楽製との噂話も上がっていた。

本機は「平成ガンダム」と言われるシリーズの代表作となり、「UC」とは異なり「ファースト」の系譜ではなく敵も味方もガンダムの構図となる。スピンアウト的なシリーズでは本機が業界初となる。
アニメの放映時系列的には「SEED」が2002年、「UC」が2010年となり、とどちらもかなり前の作品となるが、他作品でも多く行われているようにリマスターされているため、古臭さを感じることもなく仕上がっているため、記録的な実績を残した「UC」に続く実績を本機には期待したい。


そんな本機は普通図柄の多様な確変仕様を活用したハイミドルタイプとなっている。基本情報は表で確認してみよう。

 

スペック


《基本スペック》

通常確率 約1/319.7
RUSH仕様 普図ST
RUSH突入率 約66.1%※引き戻し込
RUSH中(普図)確率 ①1/1・②1/84.0・③1/601.3
特図2確率 約1/1
RUSH回転数 ①10000回・②120回・③100回
RUSH継続率 ①100%・②約76.24%・③約15.3%
初当り時期待出玉 約4,653個
RUSH期待出玉 約7,410個
時速獲得出玉 約35,000個

《大当り振分 通常時》

ラウンド数 出玉(払出) 移行状態 振分
10R 約1,500個 RUSH①(1/1)へ 20%
2R 約300個 RUSH②(1/84)120回へ 40%
2R 約300個 RUSH③(1/601.3)100回へ 40%

《大当り振分 通常時》

ラウンド数 出玉(払出) 移行状態 振分
10R 約1,500個 RUSH①(1/1)へ 15%
10R 約1,500個 RUSH②(1/84)1000回へ 5%
10R 約1,500個 RUSH②(1/84)120回へ 80%

上記のスペック表より3,000発搭載かつ初当り後にRUSH突入しなかった場合でも、必ず時短へ突入する、同社機「UC」とビスティ製の「エヴァ15」を合わせた様な仕様となっている。「北斗無双4」に近い仕様でもあるが、RUSH中にST再セット振分がない点が大きな違いとなっている。

普通図柄抽選を活用して、初当り時は本RUSHへの突入振分に漏れても、100回の抽選へ突入する仕様となっている。この際は大当り確率約1/600と通常時よりも低確率となっているが、初当り時の3,000個振り分けは、「UC」と同様の突入比率を有し、「エヴァ15」よりもRUSH突入振分は高い仕様となっている。

RUSH中も継続率こそ1,500個ALL機種とは若干劣るものの10,000回の当選濃厚振分を考慮すれば3,000個比率は通常同様に20%もあり、この3,000個も2回目の特図2抽選により「+α」となるので、1回辺りの出玉は多い仕様となっている。

そして、3,000個当選時は特図2が1/1で抽選されるので、大当り間はほぼインターバルなしでのシームレス消化を実現できている。RUSH10,000回時実際のフローでは、120回の告知で消化し、120回で当選できなかった場合にのみリザルト画面から継続する仕様となることから、RUSHの体感継続率は約78%まで上昇する。

他普通図柄機同様に当選時は特図2開放が決まっているだけで、特図2入賞時に振分を決める仕様となるので、液晶での当選時点で3,000個の告知演出は不可能となっている。

演出


演出面に於いては、前述した通りにリマスター版として時代を感じさせない美麗液晶演出となっている。演出フローは「UC」に近いものとなっており、「デストロイor覚醒」の様に「ストライクorフリーダム」の発展形で大きく期待度が変化する仕様や、RUSH連荘回数による高速RUSH移行は「UC」より1回少ない2回で移行するなど演出踏襲や機能向上した仕様となっている。

時短10,000回も、転落式STであった「UC」の残保留抽選を意識したかの様な終了演出からの逆転演出として用意されている。そして、普図抽選仕様上でラウンドジャッジ中の「+1,500個」演出も複数搭載されているので、ボーナス消化も演出を楽しめる仕様となっている。

さらに、筐体はSNKYO製では初となる「スマートハンドル」を搭載した新筐体「フリーダム」となり、良い意味で「エヴァ」とは異なるシンプルなものとなっており、Vコントローラーも搭載されたものとなっている。


本機の訴求ポイントは『コンテンツ&スペック』だ。

業界的にも非常永く温め続けたコンテンツともなるが、メーカーによるプロモーションが非常に強く行われているため、その話題機の導入が認識できるようにひもづけできる訴求が効果的となるだろう。

そして、スペック訴求では『RUSH突入振分60%!通常後時短100回付き!』『通常&RUSH中3,000個以上当選振分20%!RUSH中ALL1,500個以上!』などの間口の広さと3,000個搭載を訴求することが効果的となるだろう。


2022年から「エヴァ15」「Reゼロ鬼」がパチンコ市場を牽引し始めてから1年半以上が経過し、ようやく類型機とも言える本機がリリースされる。閉塞的となったパチンコ市場へ一石を投じることに期待したいのが本音ではあるが、過去市場牽引している機種で内規・環境上が変わらずに後発機種の影響によって市場牽引機種が変わったことはほとんどない。

これは一度ホール側が遊技環境を整えて提供するセールス品を変更させることが安易にできないことが大きな要因にもなっている。本機が市場に一石投じる結果を出せるかはホールの遊技環境整備にかかっていると言っても過言ではない。本機はあえて時短確率等の調整により比較的遊技環境を整えやすい仕様になっているので、取り扱う上での一番の注意点として遊技環境整備を意識する必要があるだろう。

 

 

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