パチンコメーカー各社の2023年3月期本決算【SANKYOなど5社まとめ】。

2023.05.13

【SANKYO】

5月11日、SANKYO<東証プライム6417>が発表した決算内容によると、売上高は22年3月期と比べ大きく向上し、1572億9600万円(+85.4%)。本業の儲けを示す営業利益は585億3200万円(2.7倍)、経常利益593億4100万円(2.7倍)、純利益は468億9300万円(2.5倍)と、極めて高い伸びを示した。

一方、2024年3月期の予想は、売上高は1750億円(+11.3%)、営業利益は595億円(1.7%増)、経常利益は600億円(+1.1%)と発表されたものの、最終の利益を示す純利益は415億円(▲11.5%)と減益予想。これを受け翌12日の株式市場では売り物が先行し、株価は一時、前日比7%近く下げる場面があった。

【藤商事】

5月12日の大引け後、藤商事<東証スタンダード6257>が発表した決算内容もまた極めて輝かしいものとなった。売上高は348億6900万円(+17.8%)、営業利益は38億7600万円と黒字転換、経常利益も40億6600万円と黒字転換、純利益も52億9600万円と黒字転換を果たした。

ただSANKYOと同様、藤商事も今期の純利益は減益と予想している。売上高は420億円(+20.5%)、営業利益は50億円(+29.0%)、経常利益は50億円(+23.0%)だが、純利益は35億円(▲33.9%)と、23年3月期に比べ大幅に下落するとした。

同時に、年間配当をこれまでの50円から55円に、5円増配すると発表している。

【平和】

平和<東証プライム6412>も5月12日の大引け後に決算を発表。売上高は1422億9000万円(+17.1%)、営業利益は269億0500万円(2.6倍)、経常利益は266億3100万円(2.5倍)、純利益は206億8500万円(9.4倍)と、平和もまた極めて高い伸び率を示した。

今期の予想は売上高が1546億円(+8.7%)、営業利益が300億円(+11.5%)、経常利益が287億円(+7.8%)、純利益が210億円(+1.5%)と、3期連続の増収増益を見込んでいる。

【オーイズミ】

オーイズミ<東証プライム6428>が5月12日16:00に発表した決算は、売上高が181億2700万円(+68.0%)、営業利益が11億9200万円(+96.7%)、経常利益が11億8400万円(2.1倍)、純利益が16億9100万円(4.3倍)と、非常に素晴らしい内容となった。

しかし、今期の予想は厳しく、売上高こそ218億円(+20.3%)と増収なれど、営業利益は11億円(▲7.7%)、経常利益は10億5000万円(▲11.3%)、純利益は6億2000万円(▲63.3%)にまで減る見通しを示した。

【ユニバーサルエンターテインメント】

5月12日、ユニバーサルエンターテインメント<東証スタンダード6425>は、23年12月期第1四半期の決算を発表した。売上高は355億0200万円(+28.0%)、営業利益は47億6000万円(2.0倍)だったが、経常利益は31億5900万円(▲71.0%)、純利益は29億4600万円(▲64.8%)となり、落ち込みの目立つ格好となった。

なお、無配だった配当予想はそのまま据え置いている。

 

 

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