2014年にリリースされ、他シリーズ機同様に設置期限まで大きな貢献をした「アナザーゴッドハーデス」の正統後継機が遂にリリース開始!
「GODシリーズ」そのものが6号機ではスピンオフの「はーです」のみとなり、その前のタイトルは、5.9号機でリリースされ、交換券まで付けた「冥王召喚」となる。
メインタイトルとしてのリリースは2015年の「凱旋」以来となっている。今作も過去シリーズ同様に設置期限まで最大限の稼働貢献することに大いに期待したい。
そんな本機はメインシリーズ同様のATタイプとなっている。基本情報は表にて確認しよう。
《基本スペック》
設定 | RUSH確率 | 出率 |
設定1 | 1/510.9 | 97.6% |
設定2 | 1/418.4 | 98.9% |
設定3 | 1/338.6 | 102.0% |
設定4 | 1/275.8 | 106.0% |
設定5 | 1/244.7 | 109.4% |
設定6 | 1/224.2 | 112.1% |
《通常・AT仕様》
50枚ベース | 約33.0G |
タイプ | 左中1ST/AT |
AT仕様 | 押し順AT・約2.9枚/G |
RUSH抽選 | CZ・レア役・確定役※契機比率順 GOD揃い:1/8192※100G+特化ゾーンストック3個 紫7揃い:1/16438※特化ゾーンペルセポネ以上 冥王揃い:1/16438※特化ゾーンハーデス以上 確定役合算確率:1/4093.75 |
CZ詳細 | レア役・ゲーム数テーブル抽選 通常200G&400Gで高確移行・666Gで上位CZ確定 5G/SET MAX3SET 背景色により期待度変化:赤>黄>青 背景(ステージ)にペルセポネ・ハーデスが居れば当選時キャラ以上のRUSH確定 奇数図柄揃いでRUSH確定 |
RUSH詳細 | 特化ゾーン開始 レア役によるゲーム数上乗せ・特化ゾーンストック ※既存ゲーム数消化後にストック放出 |
特化ゾーン詳細 | ケルベロス:5G+α・毎G上乗せ・平均80G ペルセポネ:10G+α・ST式※MAX5回・平均150G※MIN50G ハーデス:10G+α・ST式※MAX5回・平均300G※MIN100G レジェンド:10G+α・ST式※MAX5回・平均510G※MIN100G ST5回到達で同特化ゾーンストック |
引き戻しZONE詳細 | 20G保証後転落抽選・期待度25%以上 |
有利区間移行詳細 ※シームレス性能 |
引き戻しZONE移行 |
天井 | 通常1,400G消化でRUSH(フリーズ)当選 ※ペルセポネ:ハーデス:GOD・1:1:1 |
初当り期待値 | 約730枚※引き戻し込約900枚 |
コンプリート機能 | 搭載 |
シリーズ機「奪われたZEUS」同様にゲーム数上乗せに特化した仕様となっている。RUSH契機もシリーズを踏襲したCZを軸としたものとなっており、シリーズ機が400G・800Gのテーブルに対して、本機は200G・400Gとなっている。
200GはCZ高確ショートが確定し、400Gではロングへの抽選が優遇されており、666Gでは必ずCZへ当選かつ突破時には「ペルセポネ」以上の特化ゾーンスタートとなっている。
そして、天井到達時にはシリーズ機同様に強い恩恵が付与されており、本機はフリーズ発生の恩恵が付与され、「紫7or冥王orGOD」が均等振分で抽選される。
GODぞろい時の一部では液晶上で「金7ぞろい」になることがあり、その際には通常の恩恵に加えて特化ゾーン「レジェンド」が付与される。ST式の特化ゾーンは図柄をそろえる度に再セットされる仕様となっており、最大5回上乗せすると、一度当該特化ゾーンは終了し、同じ特化ゾーンをストックして、獲得ゲーム数消化後に再度特化ゾーンに突入する。
RUSH終了後にはLOOPと有利区間リセットを含む引き戻しの役割とした引き戻しゾーンへ突入する仕様となっている。
演出においては、シリーズを踏襲しており、「冥王召喚」の演出も多く搭載されているが、スペックが大きく異なることから新規演出も多く搭載されている。
基本的な演出はシリーズ機同様に、数字のテンパイなど内部状態を示唆する演出が多岐に渡る。そして、同じくRUSHも同様に激しいゲーム数上乗せするスペックとなっており、上乗せ演出もシリーズ機以上に搭載されている。有利区間の終了条件達成時にはエンディングが発生する。
本機の訴求ポイントは「コンテンツ&スペック」だ。
コンテンツ訴求では「奪われたZEUS」から約9年の時を経て正統後継機としてリリースされたことの訴求が効果的となるだろう。
そして、スペック訴求はシリーズ機と異なる点となる『200G・400GでCZ高確突入!666Gで上位CZ確定!』や『天井到達でフリーズ確定!?』などの立ち回りに影響することの訴求が効果的だ。
本機のゲーム性である大量なゲーム数上乗せは有利区間との相性は悪く、そのために基本的にシームレス性能を有しているスペックは、疑似ボーナスやSETループばかりとなっている。
とは言え、ユーザーが求めるRUSH仕様はゲーム数上乗せタイプが5号機時代から変わらずトレンドであり、相性が悪くても同社機「新鬼武者」「バイオRe:2」を始め、多くのゲーム数上乗せのゲーム性機種が多く市場を牽引してきているのは言うまでもない。
ただし、本機の様に純増が抑えられ、ゲーム数上乗せのみの機種は、6号機市場では希少となり、ストックの概念まで有している機種となると本機だけとなる。
ED突入でゲーム数や特化ゾーンが初期化されることが、他類型機種同様に許容されるかが、長期稼働するかを左右するだろう。
そして、射幸性の代名詞で支持を受けていたコンテンツとしては、L機と比較すると出玉性能で大きく劣る。本来ならば有利区間移行を引き戻しゾーンではなく、「ジャッジメント」へ移行させることがベストだったと思うが、ただ射幸性が高いL機とは異なりレバー・レア役のレスポンスをシリーズ機同様にするための処置だったのかもしれない。
注意すべきは『GODシリーズ』はコアなファン層で支えられており、「バジリスク」の様な爆発的な稼働を維持し続ける様なポジションの機種ではないので、落ち着くべきポジションを見据えた取り扱いがポイントとなるだろう。