【最盛期を取り戻せ!】「L北斗の拳」がホール導入間近!初代北斗との違いは?

2023.03.13 / その他情報

【月曜】大手法人機械対策課SH@CKの新台講座#290


今週の紹介機種は「L北斗の拳」
2023年4月2日週導入開始予定
メーカー:タイヨーエレック
全国42,000台予定


L機が市場導入されて、早くも4ヶ月が経過しようとしている。当初の賑わいも今では落ち着きをみせており、次世代機としては物足りなさを感じるユーザーも少なくないだろう。ただし、現市場にあるL機はラインナップされたタイトル通り、テスト的にリリースされた機種であり、ようやくL機のメインタイトルがリリース開始される。

北電子・ユニバに次ぐシェアを占めるサミーのメインコンテンツである北斗シリーズから「L北斗の拳」が4月3日より導入される。現市場を牽引するサミーのであること、そして、初代北斗を踏襲していることから休眠層の掘り起こしが考えられるため、改めてL機市場の活性化には期待度が非常に高い。

そんな本機は「北斗シリーズ」が業界コンテンツと認められるキッカケとなった初代のストック+ATのスペックを現代風にATスペックでリメイクした仕様となっている。表にて基本情報を確認しよう。

スペック


《基本スペック》

設定 RUSH確率 出率
設定1 1/383.4 98.0%
設定2 1/370.4 98.8%
設定L - -
設定4 1/297.8 105.7%
設定5 1/258.7 110.0%
設定6 1/235.1 113.0%

 

《通常・AT仕様》

50枚ベース 約34.7G
仕様 左中1ST/AT
AT仕様 押し順AT・約4.1枚/G※平均2.93枚
RUSH抽選 レア役による直撃抽選
中段チェリー約1/210
通常&地獄モード期待度25%・天国モード時100%AT突入
RUSH詳細 直RUSHタイプ・SET LOOP※レア役によるストック抽選あり
1SET30G(AT4.1枚)+継続ジャッジバトル8G(通常)
LOOP率(ストック込):約66(71)%or79(82)%or84(87)%or89(91)%
北斗揃い:LOOP84%or89%・約1/7274.0
上位RUSH詳細 LOOP94%
ロングフリーズ発生後突入
RUSH継続時に発生するCZ突破若しくはSPエピソード後突入
有利区間移行詳細
※シームレス性能
継続ジャッジバトル時に移行抽選
LOOP84%or89%へ再移行
天井 通常1268G消化でRUSH当選
設定変更後は800G消化でRUSH当選
※天井到達時は高LOOP率&北斗揃い優遇
コンプ機能 搭載

上記の基本スペックより通常時は初代シリーズを継承し、天井を除けばレア役による抽選だけでAT当選を目指すフロートなっている。当選契機の多くを占める中段チェリーは、初代と期待度そのままで出現確率は約1/246から約1/210へ上昇している。

RUSHは30G/1SETのATパートと8Gの継続バトルパートを繰り返すフローとなっており、継続バトルまでで約100枚をLOOPさせる出玉フローとなっている。

RUSH開始時や継続バトル演出によるLOOP率示唆も健在ではあるが、AT継続LOOP率が前作では固定となっていた仕様が変更され、今作はストックや継続率の上昇などゲーム性は格段に向上しているのだ。そして、継続時の一部で移行するCZやSPエピソードを経て最上位LOOP94%のプレミアバトルも搭載されている。

本機はL機たる要素を多分に搭載しており、ゲーム数による抽選も天井以外はなく、自力での放出にて有利区間リセットを目指すフローとなっているので、他L機とは異なり吸込みも放出もゲーム性に溶け込ませた自然な仕様となっている

演出


演出においては、初代シリーズを踏襲しており、内部モード及びレア役カウンターがメインとなっている。ただし、初代で行われていた抽選方法である、第三ボタン停止後の抽選は内規上できないので、演出の強弱の概念は若干異なる。

演出ベースは任意で演出頻度の高いデフォルトから頻度低めの初代モードへ切り替えることが可能となっており、これはRUSH中も反映される仕様となっているのだ。RUSH中はお馴染みの図柄そろい時のオーラの色や継続演出でLOOP率を示唆するものから、レア役等からストックなど新要素などを煽る演出が追加されている。


本機「L北斗の拳」の訴求ポイントは「コンテンツ&スペック」となる。

コンテンツ面ではシリーズが多くリリースされているものの、「初代北斗」の完全リメイクと言う点を訴求することが効果的となるだ。

そして、スペック訴求においても「初代北斗復活!バトルボーナスNOリミット!」「CZ・ゲーム数一切なし!レア役直RUSH!中段チェリー出現はいつでも25%以上で当選!」「AT4.1枚×30G×MIN66%~MAX94%LOOP」など、「初代たる」点を中心に訴求することが効果的となるだろう。


5月分納分まで合わせると「L鏡」を超え、「アイムジャグラー」に次ぐ6号機最高峰の市場台数がすでに決定している。本機には市場を湧かせることに非常に期待しているものの、「初代北斗」程の盛り上がりが起こることは困難だとも感じている。

というのはユーザー人口云々の話ではない、初代北斗が導入された時の時代的な背景が強いからである。そもそも当時は、原作のあるコンテンツで開発された遊技機そのものがほぼなかった時代であり、知名度の高いコンテンツは、ほぼ芸能人のタイアップ機に集中したのもが多く、初代北斗がユーザーにウケたと考えられるからだ。

そして、当時はパチンコホールイベントの全盛期でもあり、「1/2で④⑤⑥」「朝一レア役等のモーニング」など当たり前であった。ユーザー人口は関係ないといったものの、比較すると昨年が約873万人に対して、当時は約1700万人と倍近い数値となっている。ただし、初代北斗の最終的な出荷台数は、62万台に対して、本機は約1/15となっているので規模の比較自体、意味を成さないだろうが、とにかく今と昔では状況が違い過ぎるのである。

コンテンツもそうだが、ゲーム性と非常に豊かになった現市場で再度一強となることができれば、それは本当に凄まじいことだと思うし、ホールとしても入れ替かを急激に抑えることにつながるので是非とも期待したい。

 

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