中小ホール〝だけじゃない〟大型パチンコホールも閉店ラッシュ

2023.03.03 / ホール

行政より3月13日からマスクの脱着が個人の判断に委ねると発表されてから、パチンコ業界でも3月13日よりお客さまは判断にゆだね、4月1日よりホールスタッフも着用の判断は個人の判断に委ねることを決定した。

(関連記事:パチンコホールでもマスクが解禁!着用は「個人の判断」に

2020年から続いているコロナ禍はパチンコホールから顧客を奪った要因の1つであり、今もその影響は続いている。初めは中小ホールがコロナによる大きな客数減少を受け、そこに6号機への規則改正が重なり店舗数を減らし始めた。そして今、その爪痕は大型ホールにまで及んでいる。

1月に閉店した店舗は82店舗(内4件はPS合計700台以上設置店舗)、2月は47店舗(内6件はPS合計700台以上設置店舗)と今年に入って合計129店舗となった(閉店日と設置台数が明確な店舗のみ集計、完全閉店・M&Aを合わせた件数)。

また閉店・開店情報をメインに取り扱う「パチンコ物件ドットコム」は113件、「ここパチ?」では132件の閉店数があったと報じている。

<1月大型店舗の閉店店舗情報>

エリア 閉店日 店舗名 設置台数
関東 1月24日 123座間店 936台(P540、S396)
関東 1月22日 D'STATION 八千代店 743台(P458、S285)
近畿 1月9日 ガリバー 大東店 726台(P462、S264)

 

<2月大型店舗の閉店店舗情報>

エリア 閉店日 店舗名 設置台数
九州 2月28日 湖月大淀店 1000台(P680、S320)
東海 2月19日 コスモジャパン蟹江店 960台(P560、S400)
九州 2月28日 湖月888南大分店 893台(P600、S293)

ごく一部の店舗は、M&Aによる営業再開、事業継続もある。しかし一握りの大型店舗のみで、中小店はほとんど対象になっていない状況だ。また大型店であってもM&Aされず閉店する事案がかなり増加しているようだ。

地方都市の大型ホールは、コロナによる稼働低下でダメージを受けたが、存続は続けられた。しかし今度はスマスロ・スマパチへの設備投資と負担が重なり、廃業という結果だろうか。こい願わくは、3月13日のマスク非着用の流れからコロナに区切りがつき、まずは現存するパチンコホールに遠のいた客足が回復してほしい。

 

 

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