5月21日、都内で13店舗のホールを運営する株式会社メッセゴーは、社会貢献活動の一環として、ジョギングしながらゴミ拾いをするという「プロギング」を開催した。
竹の塚店、扇店、南千住店の3店舗が中心となって募集をした結果、当日は32名の男女が東京都足立区の舎人公園に集結。
参加者は、国内でプロギングを広める活動をしているプロギングジャパンの常田 英一朗代表理事に主旨、目的、やり方、効果、事前準備運動などのレクチャーを受けた。
「通常のジョギングの中に、しゃがんでゴミを拾うという動作が加わることで、高いフィットネス効果も期待でき、かつ地域清掃も行える。ひとつでもゴミを拾えば街がその分きれいになりますよね。身体も心も街もきれいになるフィットネス。それがプロギングです」と常田氏は語った。
その後、ウォーキング中心でゆっくり周るチームと、ある程度本格的なジョギングを加えて周るチームに分かれてスタート。子供も参加しているゆっくり周るチームは舎人公園の付近を3kmを周り、ポイ捨てされたタバコの吸い殻や空き缶、ペットボトルなどを拾いつつ、所々でジョギングを織り交ぜる形で無事に舎人公園まで戻ってきた。
本イベントに参加するために千葉からやってきたという女性は「以前にラジオで『プロギング』という話を聞いて興味を持っていました。今回、たまたまインターネットで検索していたら開催するという告知をみたので息子と一緒に参加することにしました」と話してくれた。
また、イベントを中心になって企画、運営していた南千住店の和田崇店長は会の終了後に感想、今後の目標を次のように語った。
「プロギングはご覧の通り、野球やサッカーと同じようにスポーツの一つです。好きに集まって自由に開催できるのですが、やはり今回は第1回目ということなので、ルートを決めていただいたり、やり方などノウハウを教えてもらうためにプロギングジャパンさんに協力を仰ぎました。店内でも開催告知をしたのですが、竹の塚や扇店のお客さまからは、『とても良い取り組みだね』という声もいただけましたし、地域の人たちにもたくさん参加してもらいたいですよね。(南千住、竹の塚、扇)3店合同という形でしたが、メッセにはもともとプロギング部という部活があるので、その一環として開催しています。なので、三鷹や高円寺など中央線沿線の店舗スタッフたちも参加してくれています。(やってみての感想は)プロギングは、心も身体もそして街も健康にするというスポーツなので、やってみても苦じゃないというか、楽しいですよね。また当社では『つながりを大切にする』という目標があり、例えば上司と部下は『縦のつながり』で、店舗のスタッフたちは『横のつながり』。そこに店舗間を超えた『斜めのつながり』も作っていきたいと考えています。こういう企画で別店舗の新入社員とかいろいろな人とコミュニケーションが取れ縦横斜めのつながりも作れました。プロギングはコミュニケーションツールとしても良い取り組みではないでしょうか。今後の計画としては3カ月に1回はメッセ主催で開催していきたいと思います」。
心と身体に加えて街も健康になるスポーツ。楽しみながら地域貢献にもつながる取り組みで継続的な活動に期待したい。