臨時昇給1万、全従業員の生活を守る/延田グループ

2022.11.30 / ホール

西日本を中心に、「123」の屋号でパチンコホールを中心とした事業を展開する延田グループは、従業員の年収水準を2022年12月より引き上げることを発表した。

コロナ禍から抜け出せない環境の上に、物価の高騰という市場変化を背景に同社は従業員の雇用・生活を守るべく、臨時昇給を実施するという。同社は「2023年も引き続き、人的資本への戦略的投資として、人材の獲得・確保、育成、活躍を強化してまいります」と発表している。

■年収水準引き上げの概要

2022年12月より正社員1人に対し1万円/月

パート・アルバイトに対し50円/時


インフルエンザと併発が恐れられているコロナ第8波に加え、食品やガソリン、日用品などの高騰が続いている。総務省が発表する消費者物価指数によれば、総合指数は3.7%上昇、生鮮食品は3.6%上昇している(2020年を100としたときの物価指数)。パチンコ業界では、コロナ禍の中で雇用創生といった動きはあったものの、従業員を対象としたこの取り組みはかなり稀有で、称賛される例である。こうした取り組みが業界内で広まることに期待したい。

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