グローリー子会社の元従業員が大金を着服、パチンコ業界への影響は!?

2022.09.10 / その他

9月7日、貨幣処理大手のグローリー株式会社(本社・兵庫県姫路市)は、連結子会社のグローリーサービス株式会社の元従業員(2022年3月11日付懲戒解雇)が業務上横領容疑で大阪府警に逮捕されたことをリリースで発表した。

リリースによれば2022年3月14日の同社社内調査委員会の調査報告で今回の金銭横領は確認されており、本件の判明直後から捜査機関に相談を行ったという。現在も捜査機関による捜査中で、同社は引き続き協力する姿勢を発表した。同社は「グループ全体のガバナンス体制の強化と内部統制システムの実効性に努めていく」と発表している。

グローリーといえば、多くのパチンコホールがグローリーナスカ株式会社の設備や機器を利用している。今回の着服元が同社からでないことには正直胸をなでおろす。しかし、今回の事件でパチンコ業界も改めてコーポレートガバナンスや内部統制システムの重要性を実感したはずだ。今後、同様の事件を業界内で起こさないためにも、第三者機関による調査さえ考えるべきだろう。

グローリー, 業務上横領