アルゼ・コナミ・グローリーも出展したG2E最新レポート

2014.05.23 / カジノ

5月20日、アジアで最大級のカジノ関連展示会「グローバル・ゲーミング・エキスポ2014(G2E ASIA 2014)」が開催された。今回はそこに出展された日系企業を紹介しよう。

アルゼゲーミング社
毎年、会場内でも最大規模のブースを構えるアルゼゲーミングは、今年もビデオスロットやリール型スロット、電子テーブルゲーム(ETG)を数多く展示している。中でも、リール型スロット最新機種「ニンジャウォリアー」は、マカオでも人気の「イノベイターシリーズ」と呼ばれ、シンプルなゲーム性の中にも期待感を高めるLEDや多彩なリール回転制御などの予告機能を搭載しており、日系スロットメーカーならではのアツい演出が楽しめる。アジア市場ではアリストクラート社が圧倒的なシェアを占めるが、アルゼゲーミングもマカオでは20%近くのシェアを獲得しており、ほかにもフィリピン、韓国、ベトナム、カンボジアなどで確固たる地位を築きつつある。今後も、アジアをモチーフとしたマシンを市場に投入し、さらなる市場の拡大をめざす。

コナミゲーミング社
世界各国でのカジノライセンス取得やカジノ運営会社向けの支援システム開発、カジノ産業の発展に向けた人材育成支援など、カジノ事業の世界展開を加速させるコナミゲーミングはアジアを意識したスロットを多数展示した。中でもひと際目を引いたのは、絵柄が映し出される液晶上部に巨大な横型リールを6つ搭載した「ラピッドリボルバーシリーズ」だ。同シリーズの1号機「ライジングドラゴン」は、中国市場を意識した龍をモチーフとしたマシンで、ボーナスゲーム中に展開される迫力のある演出が来場者の注目を集めていた。

グローリー株式会社
グローリーはカジノに現金計算機や精算機などを販売し、マカオのカジノのバックヤードを支える専門機器の分野でトップシェアを誇る。今回は、顧客管理のための顔認証システムやパチンコの特殊景品の計数カウンターなど、パチンコホールで使用されている製品の特別展示も行い、カジノへの転用を提案した。

そのほか、エンゼルプレイングカード株式会社(トランプ・カードメーカー)、マツイアジア社(カジノチップメーカー)、ソニーコーポレーション香港(セキュリティ機器)、EPZエンタープライズ社(日本酒輸出)などがブースを出展した。

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