新解釈基準第1弾、遊タイム150回転の「P華牌RR」ー忙しい業界人のための新台レポート

2022.07.28

忙しい業界人のための新台レポート P華牌RRwith清水あいり 150de遊タイム

7月28日、豊丸産業株式会社で「P華牌RRwith清水あいり 150de遊タイム」の試打会に行ってきました。人気シリーズの華牌から最新作が登場。本機は9月22日よりホールに導入予定。

 

忙しい業界人のための新台レポート

「P華牌RRwith清水あいり 150de遊タイム」がどんな機種なのか3行で!

・パチンコ新解釈基準機第1弾、150回転で遊タイムへ。

・右打ちは残保留込9回の突破型。ほぼシンフォギアイメージでOK。

・心配になるぐらいのオマージュ要素で豊丸の個性が爆発。


本当に大丈夫なのか!?ってくらいオマージュ演出が多いし、笑わせにくる細かい演出だらけです。甘デジで遊タイムが150回転で到達と非常に遊びやすい台なので、ホールさんにとっては粗利をとりにくい台かもしれません。運用が辛すぎるとすぐに客飛びしてしまいそうですが、前述の理由から、日中の年配層は長めに遊べて、夜でもサラリーマンが低投資で初当りを目指せる仕様なので「遊ばせる台」として活用の余地がありそうです。

 

■新解釈基準って?

2022年3月30日に警察庁保安課が改正した「技術上の規格解釈基準」に則ったものです。パチンコは「b時短(遊タイム)発動緩和」、パチンコ・パチスロ共に「コンプリート機能」が搭載されています。今までは通常確率分母の2.5倍以上だった遊タイムの発動回数が通常確率分母の1.5倍以上に緩和されました。各パチンコタイプの遊タイム発動までの通常時のイメージは下図の通りです。コンプリート機能は1日の出玉の上限を設ける機能で、パチンコが9万5000発、パチスロが1万9000枚に設定されます。

確率帯 旧基準遊タイム 新基準遊タイム
ハイミドル(1/319) 798〜957回転 479〜957回転
ミドル(1/199) 498〜597回転 299〜597回転
ライト(1/99) 248〜297回転 149〜297回転

 

■通常時の演出

夏と海にちなんだ多彩な演出を搭載しています。猿渡翔とローズテイルの仲間たちが、とにかくふざけ散らかすことが特徴です。チョコバナナを取り合うビーチフラッグリーチや、大仏になった翔から当たり牌が出現すれば大当りのリーチなど突っ込みどころ満載の演出を搭載しています。本機注目リーチの1つ、「女神降臨」は1番の見所でとにかくオマージュに特化した演出となっており熱い反面、パチンコを打っていればオマージュ元を連想してしまう笑いに耐えない要素を盛り込んでいます。チャンスアップも作り込まれており、最終ボタンにキャラ付きやドデカボタンが出現すると期待大となっていそうです。

次回予告から発展した「女神降臨」リーチ。清水あいりさんが出てくると思うじゃん。翔が女体化した。どうして……

上述の3行ポイントの通り、遊タイムが150回になっていて、到達すると時短320回残保留4回の「PREMIUM 南国翔TIME」に突入。画面表示上では現在の回転数は確認できず。シャッター演出から突入するフローになっています。

シャッター演出(画像右)からPREMIUM 南国翔TIME(画像左)に突入する。

■突破パートとRUSHについて

初当りを獲得した後の95%は「漢の禅集中炎舞」に突入。時短5回+残保留4回で1/14.4の突破を目指します。突破することができれば本機RUSHの「南国翔 TIME」に突入します。RUSHは4人のキャラクターから選択可能。ボタン連打や一発告知などプレイスタイルに合わせた演出でRUSHを楽しむことが可能です。

初当り後の「漢の禅集中演舞」とRUSH「南国翔TIME」

■PiDEA編集部リリィの総評

豊丸さんの台がパチンコ新解釈基準機第1弾になるなんて思いもしなかったです。遊びやすさと華牌シリーズのコアな人気という点で、バラエティの新星になるという印象を持ちました。1つ大きな懸念点を挙げると、導入直後にはハイエナが横行しそうです……差し出がましいですが、遊タイムの訴求を強く打ち出さないとハイエナだけが得をする台になってしまいそうなので注意が必要です。

 

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※本記事の演出及び画像は見本機での画像を使用しております。

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