高尾のあの台について聞いてみた!ー会議を突破した「変な台」

2022.06.21 / 連載

この企画でなぜ「OK」がでたのか?

パチンコ・パチスロの主流といえばアニメやゲームとのタイアップだ。しかし新台情報を見ると時折「変な台」がリリースされている。ここで気になるのはいったい誰が「変な台」...

この企画でなぜ「OK」がでたのか?

パチンコ・パチスロの主流といえばアニメやゲームとのタイアップだ。しかし新台情報を見ると時折「変な台」がリリースされている。ここで気になるのはいったい誰が「変な台」を企画し、誰が承認しているのだろうか。普通のプレゼンでは通りえない変な台の企画がどのように会議を突破し、実現できたのか。開発の裏側を探る。


株式会社高尾のスペック・企画担当Sさに聞いた

Pピラミッ伝の裏側にあった全力すぎる開発環境

PiDEA編集部(以下略編) :今回は「P一球魂GOLDピラミッ伝(以下Pピラミッ伝)」を担当したスペック・企画を担当したSさんにお話を伺っていきます。Pピラミッ伝って若手社員が手掛けたとか展示会で直筆の手紙でPRしたりとか「変な台」ですよね。


スペック・企画担当Sさん(以下略S):確かに変な台ですね(笑)。


:珍しい取り組みだと思うんですが、なぜ開発担当者さんが展示場に直筆の手紙を掲載する運びになったんですか。


S:リリース機種に合わせたセールストークを考えていく中で、まず「シェアの高くないセグ機をどうアピールする? 」という話になりました。一球魂というゲーム性の尖った部分をとにかく開発目線で全面的に伝えていこうと営業の方に提案されて、僕の直筆の手紙を書くことになりました。


:ネットでも話題になって、大成功ですね。若手の方が担当されていることを知って改めて思ったんですが、どうして液晶機が主流の中でセグ機に挑戦したのでしょうか。


S:Pピラミッ伝は、自分の希望で担当に加わりました。実は発足した瞬間から携わったわけではなくて、僕が開発に携わるタイミングでは、すでに盤面デザインや大まかなフローは完成していました。そこから右打ちの詳細なスペックや演出を考えた、という流れです。「1回転で終わるST」って液晶だと難しいですけどセグ機なら面白くできる自信があったんです。


:右打ちから途中参加……?パチンコ台って最初に企画チームがあって、会議を通して、承認を得て、開発チームが取り組む。みたいなフローがあるわけではないんですか?


S:それが一般的だと思いますね。以前はチーム制でしたが、昨年頃から「企画チームで全員参加」で制作する体制になったんです。そのおかげで担当の垣根を超えて、ひとりよがりではない面白さを備えた商品が生まれるようになりました。若手も中堅も関係なく、ホールさん・ユーザーさんにとってのいい機械を作るために全員で意見を出し合っています。高尾の実力をすべて出し切って制作できる環境に変化した、という感じですね。


:てっきり分担作業している環境を思い浮かべていました。どうやって右打ちの詳細なスペックを考えていったんですか。


S:右打ちでやりたかったのが「ST1回、75%継続、ALL1500発」ってスペックだったので、そこに調整する形で左打ち時の確率も「初当り1/179、50.5%突入」と、すべてがユーザーにとって引けそうな数値に調整しました。そこからはトントン拍子で開発が進んでいきました。


:右打ち中の約75%の継続率って絶妙な継続率ですよね。


S:継続率を決める時に他のメンバーとも話し合ったんですが、「高継続の機械って5連続目くらいから嬉しい。即終わったらムカつく。でも75%だったら1回でも継続したら嬉しいし、根拠はないけど継続しそうじゃない?」という話になって、ST1回の緊張感を生かせる75%に決まりました。この感覚って伝わりますかね。


:すっごい分かります。みなさん根っからのパチンカーなんですね(笑)。一番こだわった右打ちの要素ってどこなんですか。


S:とにかくオカルト要素にこだわりました。パチンカーってST中にハマったら台を休めるみたいな自己流の打ち方ってあるじゃないですか。ピラミッ伝は1球で継続の可否が決まるので、ドックン音のリズムを変えてみたり、ランプを不規則な感じで光らせたりして、ユーザーさんが「マイオカルト」を作りやすいように演出を考えたんです。


:あるある(笑)。抽選方法って変わらないですけどここ!ってタイミングありますよね。


S:裏モードをあえて搭載したのもその理由の一つなんですよね。このモードだとすごく続く気がする……! みたいな感覚です。僕の場合、ドックンが7回目のタイミングとかいろいろ試してるんですが、どれもダメですね。


:(笑)。めちゃめちゃこだわってますね。Sさんはじめ「高尾」の全力は出しきれましたか?


S:もちろん。面白いものをみなさんにお届けするために常に全力投球です。振り切りすぎて、たまに上司に止められますが(笑)。無茶苦茶な意見を出す人がいて、それをただボツにするのではなくて、改良しながら搭載したりしてます。創意工夫を全員で考えていけるので今の体制は過去作にはない面白さが生まれるんじゃないかと思ってます。若手の僕が言うのも恐れ多いですがね(笑)。



あと語り

 Pピラミッ伝って通常・右打ちともに、約1%の振り分けで3000発当たりがありますよね。小冊子では「PREMIUM GOLD GAME」って表記されてるヤツです。あれ、正式名称ではないんですって。実は正式には「おっしゃぁ!!!ウルトラハイパーアルティメットエクストラゴッドレッドピラミッドインパクトボーナス」って名称があるそうです。販促物には入らないから短縮しているとか。ふざけすぎてプレゼンの段階で発表したら名称の変更をさせられそうなので、ひた隠ししてリリースにまで至ったようです。収録した素材をつぎはぎしてこっそり仕込んだんですって。Sさん、めちゃめちゃ楽しんでますよね。実際の当選時には正式名称でボイスが流れるそうなので、もし引けたらぜひ耳を澄まして聞いてみてください。

「PREMIUM GOLD GAME」時のPぞろい

 

高尾, ピラミッ伝, パチンコ, 変な台
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