【検証】バイオクリーンズで本当にトイレのニオイが改善するのか?

2022.06.16 / その他情報

バイオクリーンズは本当にトイレのニオイを改善するのか?

スーパーバイオ(微生物)の力でトイレなど、悪臭の原因を撃退するエムエムインターナショナルの「バイオクリーンズ」。モニター店として利用した3店舗を取材した。

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一人でも多くのお客さまを獲得するために、全国のホールが日夜、営業努力にいそしんでいる。その中で思いのほか、お客さま離れにつながる落とし穴がある。それがトイレのニオイだ。毎日トイレ清掃を行うのはもちろんのことだが、便器のアンモニア臭や排水口から立ち込める下水臭などが取れないというホールは少なくない。

そんな悩みを解決するのが、エムエムインターナショナルが販売する「バイオクリーンズ」だ。本誌では昨年6月にも同社の同製品を取り上げた。前回の検証では、「トイレのニオイが改善した」という結果だった。また反響も大きく、多数のホールが購入を始めたという。トイレや下水の嫌なニオイは次の流れ発生する。尿に含まれるカルシウム成分が配管の中で固形化して尿石化して蓄積したり、たんぱく質が配管に残留する。これらが菌の温床になり増殖するとあの嫌なニオイを発生させるのだ。また、水まわりや換気扇などに発生するカビからもニオイが発生する。

これらの除去に特化した薬剤が「バイオクリーンズ」なのだ。スーパーバイオ(微生物)の力で配管の中に詰まった尿石やたんぱく質などの有機物を分解しキレイにしていくといった製品だ。また配管の表面がキレイになるとバリアを貼り、有機物の再付着を防止、悪臭の最初や配管の腐食・劣化などを防ぐのだ。

使用方法は至って簡単で、専用の容器に製品を入れてトイレなどの排水口に一振り散布し、水を流すだけ。普段、手の届かない排水管からくるニオイの元に直接アプローチできるのだ。

前回の反響が大きかったため今回はPiDEA限定で第2回目のモニターキャンペーンを実施。トイレのニオイに悩んでいる店舗をWEBで募集した。その中から3店舗にバイオクリーンズモニター店として実際に使用してもらった。今回のモニター店ではどのような効果を感じ取ったのだろうか。

バイオクリーンズの効能

 男子便器からの嫌なニオイが徐々に改善し始めた

 

モニター店の1つとなった東京都にある、あかね初台店は、激しい競争が起きている新宿区の最寄り商圏に位置している。

同店のトイレの悩みは男子トイレの便器から臭うツーンとしたアンモニア臭と、下水管から漂う悪臭だ。建物自体が古く、店舗を構えてから37年目を迎えたという。そのため約5年ほど前に男子トイレを改装した。しかし配管の交換は行っておらず、長年蓄積した、下水のニオイが上ってくるそうだ。

同店の店舗担当者Aさんは「最近は尿石除去依頼も業者に依頼していませんでした。そのせいもあって配管に尿石がついてきてしまっているのかもしれないですね」と語る。そんな中で、バイオクリーンズモニター店の情報を知り、トイレのニオイを少しでも改善できるのならばという思いから応募。Aさんによれば、常習的にトイレ清掃は行っていたものの、さすがに配管までに手は届かなかった。今は配管点検も必要だろうが、コスト面での負担も大きいため、試しにバイオクリーンズを使って状況が好転したらいいという思いがあったようだ。

「使用してから2週間程度経ちました。ツーンとしたアンモニア臭についてはだいぶなくなってきましたね。下水のニオイも徐々に改善し始めている状況です。本音を言うと、このまま使用して配管からのニオイがもっと改善するかどうかに期待しています」(Aさん)

同店では、ニオイのすべてが改善したわけではないが、徐々に効果を感じ始めているようだ。

 

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