中古機流通は件数、台数ともに増加/全商協

2022.06.10 / 組合・行政

6月8日、全商協(中村昌勇会長)は都内港区の「ヒルトン東京お台場」で第34回通常総会を開催。

2021年度事業報告では、同組合のメイン事業であるパチンコ中古機流通では、中古機に貼付する確認証(紙)の交付状況は、件数で47万4388件、台数で76万24台となり、前年比ではそれぞれ112.1%、119.0%とともに増加。認定機については、昨年3月より新規則機の認定申請が開始され、件数で13万803件、台数23万9,635台と増加したことが報告された。

また、社会貢献に関しては子ども虐待防止を訴える市民運動「オレンジリボン運動」への支援継続をはじめ、コロナ禍でも可能な範囲で社会貢献を実施してきたことや安全・安心な中古機流通システムを推進してきたことなども伝えた。

2022年度事業計画では、次年度(2022年5月1日~2023年4月30日)の確認証(紙)の発行枚数を80万8800枚(中古用61万5,200枚・認定用19万3,600枚)と予測した。ちなみに、確認証(紙)は1枚(台)当たり297円(税込)。

あいさつで中村会長は、撤去された旧規則機の廃棄処理について触れ「懸念されていた不法投棄や野積み事案が起こってはいないものの、使用済み遊技機が廃棄処理されるまでは油断はできない。不法投棄や野積みをさせない、起こさせないことを念頭に置き、店舗に赴いた際は倉庫等に保管されている使用済み遊技機の早期排出と適正処理について引き続き啓蒙活動をお願いしたい」と呼びかけるとともに、「スマート遊技機の導入を控えた本年度はその流通と点検確認業務に携わることになる。そのため中古遊技機流通業務の一層の健全化、点検確認能力のスキルアップなど遊技機取扱主任者の育成が必須」と組合員の役割を強調した。

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