新会長に中村昌勇氏/全商協

2021.06.16 / 組合・行政

6月8日、全商協は都内台東区の全商協事務局会議室で第33回通常総会を開催した。任期満了に伴う役員改選で林和宏会長が退任し、新会長に中村昌勇氏が就任した。

事業報告では、中古機流通の確認証(紙)の交付が2020年度は42万3074件(前年比84.1%)、63万8628台(同83.4%)と件数台数ともに前年度より大きく落ち込んだことを報告。一方、認定機は、2018年2月の改正規則の施行前に大量の前倒し認定が行われた結果、この2月まで申請はなかったが、3月から新規則機の認定申請が開始し、4月までの2カ月間で1494件、2813台の申請があったことを報告した。その上で、来春頃に予定されている管理遊技機の導入による新規ファン獲得や休眠ユーザーの掘り起こし、組合員の販売促進の活性化に期待を寄せた。

また、2021年度事業計画では、健全で適正な中古遊技機流通事業の維持を主とし、「ゆりかごから墓場までの遊技機の一生」に関わるすべての作業には、緩みのない確実な点検確認業務に取り組んでいくという基本ルールの下、不正改造機の排除に取り組み、コンプライアンスに対する考えについて再認識を促しつつ、引き続き中古遊技機流通の業務や遊技機流通制度等に必要なスキルアップに向けた研修会を積極的に実施していくことを掲げた。また、新型コロナウイルス感染症対策の強化を踏まえた組合員の労働環境の改善や社会貢献活動への支援参加、使用済み遊技機のリサイクル処理の徹底と不法投棄の廃絶、他団体との情報の共有化、価値ある情報の発信などを掲げた。


なお、今年度(2021年5月1日〜2022年4月30日)の確認証(紙)は59万2100枚(中古用56万4900枚・認定用2万7200枚)を見込んだ。

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