年間300タイトルも超えるアニメーションが放送されている日本では、パチンコ業界もそのコンテンツで溢れている。各メーカーの保有しているコンテンツも新規コンテンツ・シリーズへ鞍替えする動きも少なからずあり、版権もメーカー間で移動されることも珍しくなくなってきた。ただし、各メーカーの代表作といわれるコンテンツはメイン機種のポジションで、シリーズ機として同一メーカーでリリースされ続ける傾向にある。そんな中で本機「一騎当千シリーズ」は高尾の代表作ともいえるコンテンツだ。今作より大一からリリースされることとなったのには先日業界を騒がせた高尾の民事再生に関係していたのかもしれない。「P真・一騎当千」は長年高尾がシリーズを重ねて生み出したファンにうまくアプローチできるかがホールに期待される。シリーズとは異なるスペックなのでしっかりとセールスポイントをアピールして積み上げてきた実績・期待を崩さないようにしなければならない。
《基本スペック》
基本確立 | 約1/319.7 |
RUSH仕様 | 2種ショートST |
RUSH時確率 | 約1/3.64 |
RUSH時小当り確率 | 約1/1 |
RUSH突入率※振分比率 | 約73.2%※63% |
初当り時非RUSH突入時 | 2種時短1回※突破率27.5% |
RUSH継続率 | 約79.9% |
RUSH突入時期待値 | 約6,360個 |
遊タイム | 非搭載 |
時速獲得出玉 | 約19,000 |
《大当り振分 特図1》
ラウンド数 | 出玉(払出) | 移行状態 | 振分 |
3R | 約300個 | 2種時短1回+残保留4回 | 63% |
3R | 約300個 | 2種時短1回 | 37% |
《大当り振分 特図2》
ラウンド数 | 出玉(払出) | 移行状態 | 振分 |
10R | 約1,500個 | 2種時短1回+残保留4回 | 73% |
7R | 約1,050個 | 2種時短1回+残保留4回 | 2% |
3R | 約450個 | 2種時短1回+残保留4回 | 25% |
本機は、2種ショートSTとなっているが、一番の特徴は特図2の抽選中に1/1で小当りが発生し、必ず1R分の150個出玉を獲得できる仕様だ。本機はRUSHが初当り時の振分で特図2抽選を5回行うので、仮に駆け抜けたとしても初当りの300個にと5回転分の抽選で最低でも1050個の獲得が可能だ。もちろんRUSH連荘中も継続するため、大当り出玉に加え、ハズレ回転でも150個ずつ出玉を獲得できるので、ショートSTに小当りRUSHが付与されたスペックなのだ。
本機の訴求ポイントは「コンテンツ&スペック」となるだろう。コンテンツ訴求は、シリーズ最新機という点をうたうことに加え、今までのシリーズとはメーカーが異なっている点を筐体上部のアイキャッチなどで訴求していくことが効果的となるだろう。そして、スペック面は「RUSH突入率73.2%×継続率80%」が一番効果的かつユーザーの興味を引くことができるだろう。演出として見せているだけとはいえ「RUSH中1回当りの当選出玉最大7,500個!」というのは、ユーザーの目を引くフレーズのため積極的に使用していくべきだ。ただし、本来本機の一番の特徴は「ショートST&小当りRUSH」というスペックの部分になるはずだ。そのため「RUSH中はハズレ回転なし!150個以上獲得」などを突入率の高さと合わせて、打ちやすさを訴求するのが最終的には効果が高くなる可能性は高いだろう。
冒頭で触れた高尾の民事再生の件は、パチスロメーカーでもあるオーイズミが支援することが公表されており、コナミが高砂を吸収合併したことと同様にパチンコ参入も予想される。オーイズミといえば「ひぐらしシリーズ」のパチスロ機で、パチンコシリーズは本機をリリースした大一のため、今後のコンテンツ事情にも波乱を起こすかもしれない。