多摩市長「パチンコ店と結びついてハッとした、素晴らしい取り組み」、ドキわくランド聖蹟桜ヶ丘店と防災協定を結ぶ/悠煇
2022.05.23 / ホール5月20日、ドキわくランド聖蹟桜ヶ丘店と多摩市が防災協定を結ぶにあたり、多摩市役所本庁で締結式が行われた。
2019年10月に台風19号が猛威をふるい全国的に河川が氾濫するようになった。多摩市では、線状降水帯(次々と発生する積乱雲が列をなし、同じ場所を通過または停滞することで、線上に伸びた地域に大雨を降らせるもの)が発生し多摩川が氾濫するなどし、水害が発生するようになる。昨年10月には台風の影響で大雨洪水警報のレベルが最大のレベル5に達した際には、聖蹟桜ヶ丘店の近くで氾濫寸前まで増水した。そのような状況下で同店の前店長の判断で独自に立体駐車場を地域の住人に開放し、避難所として活用した。このような経緯があり、今回正式に多摩市が同店に依頼する形で「多摩市地域防災計画」に基づく、「災害時における指定緊急避難場所として施設利用に関する協定書」を締結する運びとなった。
多摩市役所本庁で行われた締結式では、多摩市長・阿部裕行市長から株式会社悠煇・岩谷東明代表取締役社長に協定書が受け渡された。
阿部氏は「長く地元に住んでいるので、市長になる前からドキわくランド聖蹟桜ヶ丘店は知っていたし、遊んだ経験もある。ただ、パチンコ店が避難場所になるイメージがなかった。話しを伺った際にようやく避難所として結びつき、ありがたい話だと思って飛びついた。地域住人にとって安心・安全を確保できる場所が増えるのでいざというときに頼りにしている」と語った。
岩谷氏は「ドキわくランドとしては始めての取り組みだが、これからもぜひ地域貢献できる店舗を増やしていきたい」と今後の意向を前向きに検討している。
なお、ドキわくランド聖蹟桜ヶ丘店では店舗の入り口や駐車場などに指定緊急避難場所としての案内を張り出すという。
