北海道の「映え」を撮り続け 趣味を超えた腕を持つ帯広ひまわりの村さん

2022.05.12 / ホール

第44回 ツイッター上にいるプチ有名人たちに聞く

Twitterでは言えない話

雑誌や動画などの媒体に所属していないただのアルバイトスタッフに、数千人のフォロワーがつく時代になってきた。ツイッター上でわざわざ本人が語らなそうなことを、第三者であるPiDEAが根掘り葉ほりする。

村さん@帯広ひまわり


今回の言えない話

北海道の「映え」を撮り続け
趣味を超えた腕を持つ帯広ひまわりの村さん


PiDEA編集部(以下略編) :今回は、株式会社合田観光商事の「帯広ひまわり」で店長代理を務めている村さんにお話を聞いていきます。村さんといえば芸術的な写真で有名ですよね!

村さん@帯広ひまわり(以下略村):ありがとうございます。学生の頃からカメラは触っていたんですが、趣味として本腰を入れたのはまだ10年くらい前からなんですよね。なので僕なんて芸術と呼ぶには程遠くて、まだまだアマチュアなんです。

編:そんなことないですって!

村:普段アップする写真とか、ミラーレスカメラとかiPhoneで撮ってアップしてますからね。休日は車に必ず一眼レフを積んで出かけるのでそっちで撮影します。

編:相当な感性と観察眼をお持ちですよね。カメラって何台所持してるんですか?

村:今持ってるのは3台ですね。ペンタックスの「K-1 MarkⅡ」というカメラを愛用しています。あとは同じレンズが使える、同社製の古いモデルの「K-5 Ⅱs」とオリンパスの「PEN-F」を持ってますが9割方使用するのは、K-1の方ですね。

編:ちなみにレンズは何本お持ちなんですか?

村:ちょっと待ってくださいね……13本ですね。

編:13本⁉︎ やっぱりプロじゃないですか。そこまで機材をお持ちだと結構お金を費やしているんじゃないですか?

村:なんだかんだ総額100万以上は使っていると思います。どんな趣味にも沼ってあると思うんですけど、カメラも本当に恐ろしい沼にハマる趣味ですよ。撮りたいシーンやモノによってレンズが欲しくなっていくんです。今度は鳥を撮りたいから望遠レンズ、あの景色には広角レンズが合うだろうな〜といった具合に撮影を続けてたら増えちゃいました(笑)。

編:最近も購入されたんですか?

村:ぜひカメラ沼にハマって欲しいですね。

村さん(@Mura3deshita)撮影の函館の夜景

編:話は変わりますが食材を使って顔を作ってますよね。何か意図ってあるんですか?

村:あれは自分がフォローしてる人の中に3万人もフォロワーを抱えている人がいるんですが、その方がやっていて「楽しそうだな、自分がやったらどんなみんなどんな反応をするかな」と思って真似してます。

編:あ〜なるほど。フォロワー増加施策だったんですね。ひまわりさんって全店舗でTwitterに力を入れてますよね。

村:そうですね。もともと、帯広店の店舗アカウントがあって、店舗の告知は行ってたんですが、一方的なコミュニケーションになっていたんです。でも去年の9月頃に、社内でSNSって今みんな始めてるよねって話をブロック長たちとしてて、帯広ひまわりの僕とハスラー店長とおのっちで従業員アカウトを始めようって話をして運用を開始しました。

編:ひまわりグループの店員アカウントの先駆者だったんですね!

村:そうそう(笑)。それで店舗の認知とそこで働く自分自身を知ってもらうことから始めようとしたんです。

編:なるほど。そこでツイート内容方針は決めたんですか?

村:ツイートはまず、店舗の案内は減らして、そこで話をした3人がそれぞれの趣味としていることを呟く方針になりました。それで僕は写真が趣味だったので、それを呟いていこうと。でも多分ですけど、ひまわりで言えば、ぽにょさんが最初に思いつくんじゃないですか?

編:個人的には正直ひまわりさんといえば美女かひでじぃさんのイメージが強いです。

村:彼女、Twitterを初めてからら2〜3カ月で僕らのフォロワー数抜いて行きましたからね。アイドル店員は呟くだけでも華がありますが、僕らみたいなおじさん従業員たちは勝ち目がないですよ。だからこそ3人のおじさんたちは趣味で勝負しようって話になりました。

編:もしかしてフォロワー数をぽにょさんに抜かされたの気にしてます?

村:ちょっとあるかもしれませんね(笑)。それよりは、みなさんにもっとひまわりを知って欲しい気持ちがあるので、少しでもお客さまと距離が近くなったらと考えてます。

編:やっぱり少し気にしてる! 効果はどうでした?

村:実際にフォロワーが増えたかどうかは分かりませんが、ありがたいことにみなさん反応してくださいますね。こんなおじさんでも反応してくれて嬉しい限りです。今はマスクで顔も隠れちゃうので、店舗でコミュニケーションも満足にできないじゃないですか。そんな中でTwitterで「今日お店いったよ」とかリプライをもらうとやっててよかったと思います。

編:打倒、アイドル店員ですね!

村:倒さなくてもいいかな(笑)。


取材を終えて

自分では否定し続けてましたけど、本当にプロカメラマンさながらの腕を持ってるんです。というかプロです。いつもTwitterにお昼ご飯の写真ばっかりアップしているみなさん、ぜひ村さんの写真を見てください。無理をいってPiDEAのためにTwitter未公開の写真をいただきました。

聞き手・PiDEA編集部コガワ

 

 

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