ベルギー・シント=トロイデンVVとの資本業務提携/マルハン

2022.04.26 / ホール

4月26日、マルハンは子会社である「株式会社マルハンユナイテッドパートナーズ」を通じて、株式会社シント=トロイデンVV(本社:ベルギー シント=トロイデン、代表取締役社長 CEO:立石敬之、以下 STVV)と資本業務提携を締結したことをプレスリリースで発表した。これにより、STVVの株式の一部を譲り受けたことになる。

STVVのオーナー企業である合同会社DMM.comから第三者企業がSTVV株式を取得するのは、本件が初。マルハン東日本カンパニーは新領域への投資、新規事業開発を積極的に行っており、2022年5月3日には銀座三越に「アートアクアリウム美術館 GINZA」をオープンする予定。今回の提携は多角的な事業参画、投資戦略の1つでもある。

また、マルハンはスポーツ振興にも積極的で、2006年には大分トリニータのスペシャルスポンサーを務めた過去がある。STVVのCEOである立石敬之氏は、1997年から大分トリニータでプレーし1999年には同クラブで現役を引退。その後は同クラブのU-18コーチ、サテライトコーチ(トップチーム)、ヘッドコーチを歴任するなど、意外な縁もあった。

今回マルハンが提携するシント=トロイデンVV(STVV)とは、1924年創立のベルギー・プロ・リーグ1部に所属するサッカークラブ。201711月に合同会社DMM.comが経営権を取得。2018年に元FC東京GMの立石敬之氏が最高経営責任者(CEO)に就任した。シュミット・ダニエル選手(前所属ベガルタ仙台)、松原后選手(前所属清水エスパルス)、橋岡大樹選手(前所属浦和レッズ)、林大地選手(前所属サガン鳥栖)、原大智選手(前所属デポルティーボ・アラベス)、香川真司選手(前所属PAOKテッサロニキ)が所属。

そのほか、冨安健洋選手(現アーセナル/イングランド)、鎌田大地選手(現フランクフルト/ドイツ)、遠藤航選手(現シュツットガルト/ドイツ)など、STVVを経由としてビッグクラブへ移籍していった日本代表の選手も多い。

リリースでは、両社の代表が以下のようにコメントした。

左・シント=トロイデンVV立石敬之CEO 右・株式会社マルハン東日本カンパニー社長 韓裕

「マルハンさんには、大分トリニータ時代から20年以上お世話になっており、この度、再びパートナーとして一緒に挑戦できることを光栄に思います。チームは、2021-22シーズンを9位で終了し、終盤には9試合連続で負けなしを達成するなど、PO2進出まであと一歩と充実したシーズンを過ごせました。来季に向けた準備を始める中、マルハンさんをパートナーとして迎え入れ、STVVファミリーの一員として来季から共に戦えることを楽しみにしております」(シント=トロイデンVV立石敬之CEO)

「マルハンでは草野球イベント、少年野球大会、社会人野球チーム、プロ野球・フィギュアスケート協賛、電動車イスサッカー、パラリンピック選手とスポーツの力を信じ、挑戦し続けるチーム、選手を支援して参りました。2006年大分トリニータスペシャルサポーターとして応援し、当時同チームの選手、コーチとして基盤を築いてこられた立石社長とこの度パートナーとして改めてご縁が出来たことに心から感謝しております。STVVサポーター、スポンサーの皆様とチーム発展、世界へと挑戦する選手たちを応援して参ります。我々も新たなステージでの挑戦と新たな価値を創造し、皆様に提供出来るよう力を尽くして参ります」(株式会社マルハン東日本カンパニー社長 韓裕)

マルハン, シント=トロイデン, 資本業務提携, 合同会社DMM.com