学生たちの手で遊技人口を増やす! 早稲田・法政の学祭で「P-SPORTS」体験会開催!

2025.11.05 / その他

パチンコ・パチスロの「入り口」を学祭に作る──学生発の体験ブースが今年も開催

パチンコ・パチスロの新たな入口として注目されている「P-SPORTS体験会」が、今年も法政大学(開催期間:2025年10月31日〜11月3日)、早稲田大学(開催期間:2025年11月1日〜2日)の学祭で開催された。法政大学で3年前に始まり、昨年から早稲田大学にも広がったこの取り組みは、「大学ぱち・スロ部」に所属する学生たちが主体となり未経験者に向けて遊技の楽しさを伝えるブースイベントだ。

会場には遊技機メーカーのSammy協力のもと、「天運勝舞」「超ディスクアップ」など、「ユニバカ・サミフェス」でも登場した競技専用機が設置され、パチンコの運試し的要素やパチスロの目押しの楽しさを安全に体験できる仕組みとなっている。

早稲田大学の体験ブースには多くの未経験社が来場。競技用マシンに触れてパチンコやパチスロの醍醐味を味わった

実際のホールにある遊技機とは異なり、いずれも「ゲーム機」に分類される競技専用モデルということで、家族連れや学祭に遊びにきた学生たちも安心してプレイできる。

また、参加者は無料で体験でき、一定の得点を獲得できればくじ引きでSammy、北電子、大宏(ぱちキャラオンライン)、マルハンなど各社が善意で提供したオリジナルグッズが当たるというおまけ付きとなっている。

特にSammyは、体験会に使用する競技機や景品を好意で大学ぱち・スロ部へ貸し出し、学祭出展を大きく支援している。若年層の裾野拡大や業界全体の発展に寄与する取り組みとして、学生たちの活動を後押ししている点も印象的だ。


「偏見を無くし、若者のタッチポイントを増やしたい」

早稲田大学の学祭では、学生団体「大学ぱち・スロ部」代表の豊田悠真さん(4年)が運営のサポートを務めた。現在は自身でパチンコ関連の事業を立ち上げ、活動を続けているという。

来場した学生にクジをひいてもらうように促すぱち・スロ部代表の豊田悠真さん(写真右)

「もともとメーカーに入りたい気持ちがあったんですが、この活動を通して“パチンコ・パチスロってこんなに面白いのに、届いていない人が多い”と感じました。偏見や壁を壊して、若者目線で新しいアプローチをしていきたいと思ったんです」

その方法として豊田さんが挙げるのが、「体験会の拡大」と「SNS発信」の二軸だ。

「ひとつは、ホール以外の場所に体験できる場をどんどん作ること。そしてもうひとつは、TikTokやYouTubeショートなどを活用した情報発信です。SNSは拡散力が強いので、若者が自然にパチンコ・パチスロに触れられるきっかけを増やしていきたいですね」

現在、「大学ぱち・スロ部」は早稲田、法政を中心に全国の大学に支部が広がっており、部員数は約380人。早稲田だけで約80人、法政では150人を超えるという。

昨年の早稲田祭では約1800人が体験ブースを訪れ、そのうち7〜8割がパチンコ・パチスロ未経験者だった。

「想像以上に未経験の学生が多く、ほとんどの方が“パチンコってこういうものなんだ”“演出がすごいね”と興味を持ってくれました。単純に遊びとして体験してもらうことが、イメージを変える第一歩だと思います」と豊田さん。


一方、法政大学のブース運営を担ったのは、副代表の河合飛翠さん(4年)。彼女は「より身近で楽しいサークル活動を通して仲間を増やしたい」と語る。

法政大学の体験会ブースを切り盛りしていたぱち・スロ部 副代表を務める河合飛翠さん

「もともと友人の紹介でパチ・スロ部に入りました。最初は30人ほどだった部員も今では100人を超えています。硬くなりすぎず、もっとラフに交流できるサークルにして、友人づてに興味を持つ人を増やしていきたいです」

法政大学の学祭ブースにはVtuber「上乗恋」の目押しマシンも設置

法政の学祭では、昨年約800人がブースを訪れ、そのうち7割以上が未経験者。今年は初日だけで250人が来場し、最終的に1,000人規模を見込む勢いだという。

「ホールに入るのは怖い、というイメージを持つ人も多いですが、学祭で無料体験できると“思っていたより面白い”“怖くない”という声が多いです。こうした場で少しずつイメージを変えたい」と河合さんは語る。


全国の大学へ──学生たちが描く未来の“遊技文化”

豊田さんは今後について、「全国の大学すべてにぱち・スロ部を作りたい」と目標を語る。

「法政と早稲田だけで去年は2,600人が体験してくれました。全国810の大学すべてで開催できれば、10万人以上の学生がパチンコ・パチスロに触れられる計算になります。偏見をなくし、遊技文化としての魅力を伝えていきたいです」

遊技機メーカーやホール企業が支援という形ではなく“善意”で協力し、学生たちが自ら運営するこの取り組み。そこには、「パチンコ・パチスロを知らない世代に、純粋に“遊び”としての魅力を伝えたい」という真摯な思いがある。

業界の未来を担う若者たちによる挑戦は、今年も確実に新たな一歩を刻んだ。

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