受け継がれた「Dの遺伝子」、ダンバインスペックで登場する「PイニD」を徹底解説!

2022.04.25 / 連載

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【月曜】大手法人機械対策課SH@CKの新台講座#244


今週の紹介機種は「P頭文字D」
2022年5月8日週導入開始予定
メーカー:サミー
全国10,000台予定


旧規則機が市場から撤去され、早3ヶ月が過ぎようとしている。今回の新規則機への移行は遊技機以外の情勢による影響が過去の比にならなかったものの、対応は完了したといえるだろう。

「P頭文字D」は同社の「ダンバイン」を意識したスペックがセールスポイントだ。夏以降には正式な後継機として「Pダンバイン」のリリースが噂されているが、類型機として新たなシリーズになることに期待したい。

スペック


 

基本スペック
機種名 P頭文字D
通常確率 約1/256
RUSH仕様 V確ST
確変振分 特図1:1%・特図2:100%
電チューサポート(時短)回数 70回or100回or200回or500回or65535回
RUSH突入率(時短込み) 約51.8%
RUSH継続率(時短込み) 約92.8%
MAX出玉・比率※共通 900個・12.5%
RUSH突入時期待値 約6,768個
遊タイム 非搭載
時速獲得出玉 約27,000個

 

大当り振分
  ラウンド数 出玉(払出) 移行状態 振分 RUSH移行率
特図1 3R 約270個 RUSH 70回 1.0%

100%

3R 約270個 時短65535回 13% 約100%
3R 約270個 時短200回 42% 55%
3R 約270個 時短100回 44% 33.4%

 

大当り振分
  ラウンド数 出玉(払出) 移行状態 振分

特図2

 

 

10R 約900個 RUSH70回 25%
6R 約540個 RUSH70回 25%
4R 約360個 RUSH70回 25%
2R 約180個 RUSH70回 25%

初当り時の86%は時短となっており、ニューギンの「P009 Re:CYBORG」に近い仕様だ。ただし、RUSH直行する1%の振分に加え、次回当選濃厚の時短655635回時短が13%も振分がある。さらにに通常の初当り確率が低い分、42%は200回もの時短が付与される仕様だ。

もちろんV確STとなるので、右打ち中の当選は100%STとなるのだが、時短回数の振分に500回があるのは、いわゆる「ヘソ落ち」といわれる、右打ち開始時に特図1の残保留で当選してしまった場合の補償的に付与されるものだ。

初当り後は99%が時短へ移行することから、時短中の当選に期待するのは当然だ。本機は時短の継続や突破にも演出を搭載している。100回転を迎えた時に突破する確率が55%を超え、200回転を迎えた時に当選濃厚となる突破確率は約25%となっている。RUSHは即当り演出で、均等振分のラウンドも消化中に昇格していく演出を搭載。92.8%もの継続率を有したRUSH中は高速展開が常時行われる仕様だ。

演出


演出面では、パチスロとは異なり、パチンコ専用の演出を搭載。原作を楽しめる仕様だ。そして、RUSH中は超高速STが演出の魅力でもあるが、原作を生かしたレースバトルを行う。10Rの半分の振分では原作通りに強敵達とのレースバトルを開始。RUSH開始から強敵を倒したタイムアタックでランキングが表示される仕様を搭載している。

ポイント


本機の訴求ポイントは「コンテンツ&スペック」となるだろう。コンテンツ訴求はパチスロ6号機の中では、希少なロングヒット機で、訴求はパチンコ化が初であること、そしてスペック訴求では「ダンバイン」の遺伝子を次ぐ仕様を訴求することが効果的となるだろう。

具体的なスペック訴求としては突破型のハードルの高さを緩和するために「初当りの50%以上は200回転以上!」の訴求を行い、RUSHは「超高速ST継続率約93%!時速27,000発!」「D-SPEC!『CRダンバイン』のRUSH完全踏襲!』などが効果的となるだろう。


パチンコのトレンドは変化し、時速出玉性能が求めらるようになった。4月22日の持込から搭載されると噂されるコンプリート機能に対しても時速性能は少なからず足かせにも成りうる。長く遊ぶという面で、本機程度の速度が改めて見直されることにも期待したい。

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