圧倒的自力感を搭載、初期枚数2400枚も夢じゃない「ギラギラ爺夏」を徹底解説
2022.04.05 / 連載ついにSH@CK氏の新台ガチ分析データがWEBに登場!
SH@CKプレゼンツG@CHI評価
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【月曜】大手法人機械対策課SH@CKの新台講座
#241
今週の紹介機種は「S超ギラギラ爺夏」
2022年4月3日導入開始予定
メーカー:サボハニ
目標:全国3,000台予定
3月30日に警察庁より技術上の解釈基準の発表が行われ、6.5号機と呼ばれるであろうパチスロ台のリリースがいよいよ見えてきた。今週には6.4号機のリリースも控えており、パチスロの遊技機性能に変化が生まれてくるだろう。
とはいえ「S超ギラギラ爺夏」は、6.1号機スペックだ。しかし「2択・6択の自力感」を非常に強くしたことが特徴で、よくある6号機の出来レース感に左右されないパチスロ機種として活躍することに期待したい。
スペック
基本スペック |
|||
設定 |
CZ確率 |
RUSH確率 |
出率 |
設定1 | 1/200 | 1/762.6 | 97.1% |
設定2 | 1/723.4 | 98.5% | |
設定3 | 1/683.4 | 99.8% | |
設定4 | 1/642.7 | 102.0% | |
設定5 | 1/609.6 | 104.0% | |
設定6 | 1/579.0 | 106.1% |
通常・AT仕様 | |
50枚ベース | 約39.3G |
タイプ | AT |
AT仕様 | ベル/2色1ST押し順AT・約7.0枚/G |
CZ抽選・天井仕様 | 通常200G消化でCZ当選 |
CZ仕様 |
前後半突破型 《前半パート》通常消化中に獲得するアイコンにてCZゲーム数を決定約1/15で発生する2択揃いに成功した回数だけ後半CZへ 《後半パート》前半パートにて2択成功した回数だけ2択チャレンジ |
RUSHタイプ | 枚数管理 |
RUSH仕様 |
初期枚数は2色1STベルの6択で500枚~2400枚を決定※1回目は1/6以上で2400枚orNEXTが配置される |
枚数上乗せ仕様 | 6択ベルのパネル抽選・レア役直乗せ・特化ゾーン |
RUSH期待値 | 約860枚 |
天井 | 通常200G+前兆消化でCZ当選 |
本機は「シャア専用パチスロ 逆襲の赤い彗星」のように規定ゲーム数を消化してCZに突入するタイプだ。セールスポイントは、短時間で決着できる高純増性能で、自力感の強いCZと初期枚数決定ゾーンが特徴だ。1発台のようなフローで、RUSH突入時は最低500枚と一回のATで獲得できる枚数に特化している。
通常時は200Gの間に毎ゲームポイント抽選を行い、200Gの消化を終えると必ずCZに突入する。1ゲーム辺り約4ポイント蓄積され、500ポイント到達するとアイコン特化ゾーンに突入。アイコン特化ゾーンは約3.1個のアイコン獲得期待値がある。
有利区間リセット時は、ポイント特化ゾーンから開始され、約270ポイントの獲得期待値がある。通常の消化中もレア役などでポイント特化ゾーンの抽選を行っており、200G間は長いように感じるかもしれないが、それほど苦に感じないだろう。
CZは通常時に獲得したアイコンでゲーム数を決定、平均滞在は約19ゲームだ。CZは前後半に分かれており、前半は、約1/15で発生する「BARを狙え」発生時に自力の2択成功で「最終決戦アイコン」を獲得する。後半は最終決戦アイコンの獲得数分だけ「7を狙え」カットインが発生。カットイン発生時に2択成功でATへ突入だ。通常時からRUSH突入まではシンプルなフローので、パチンコ役物系の一発台に近しいものを感じるだろう。
RUSHの初期枚数は第一停止のリールと図柄に対応する色ナビでガチ抽選。最低500枚スタートだが、最大振り分けの2400枚も引き次第で獲得可能。AT中の上乗せ契機も複数搭載されており、単調になりがちな高純増機の中では多彩なフローを持ち合わせている機種だ。
演出
CZ中の抽選は自力感がかなり強いゲーム性だが、通常時の200G間はいかにアイコンを溜められるが肝になっているため、同社機の「リゼロ」を連想させる。通常時に獲得できるアイコンの種類はゲーム上乗せ期待値を表した6種に加え、CZ後半パートの1/2挑戦権アイコンやRUSH直撃アイコンなども存在する。
通常時は、アイコン獲得を目指したポイント獲得特化ゾーンやアイコン獲得特化ゾーンなどに賑やかな演出が設けられている。そして、CZ中はレバー1打1打の自力感が強い。CZ前半の約1/15抽選演出では、煽りやボタン押下で振動したら成立確定など多彩な演出を搭載している。
RUSHの初期枚数をベル/2色1ST押し順で決定する場面が本機1番の叩きどころだ。RUSH中はパネルやレア役からの直撃上乗せはもちろんのこと、シリーズお馴染みの保留アイコン消化の特化ゾーンも健在で、毎ゲーム転落するまで枚数上乗せを行う。高純増を相まった出玉演出はユーザーが手に汗握ること間違いない。
ポイント
本機の訴求ポイントは「コンテンツ&スペック」だ。コンテンツの訴求は、2020年7月に前作がリリースされ、長い月日が経っているが、スペックのイメージを湧かせるために今年1月31日まで設置された「秘宝伝~伝説の道(~TheLast~)~」でシリーズを連想させるのも効果的だろう。
そしてスペック訴求は、「CZ天井200G!RUSH初期枚数MIN500枚!」などの強いワードにて訴求することが効果的だ。
冒頭でも触れた通りに先日技術上の解釈基準が警察庁より発表があり、一時期ネット上で噂になった打ち止め機能の実装も現実味を帯び始めた。発表の少し前には改めてスマートパチスロのリリース時期も発表されたが、全機連としての方向性が今回の解釈で決まった上のことだろう。旧規則機の撤去が一段落着いたところではあるが、これからの遊技機動向には十分に注意が必要だろう。