青山真将樹「低玉客数アップの方程式」

2014.12.09 / 連載

【月曜】青山真将樹のデータダイナマイトweb出張版

第32回:ターゲットをしぼった低玉対策

オス、読者諸君、年末商戦の仕掛けは充分に取り組んだか‼ 今週も「データダイナマイトweb出張版」の講義をはじめるぞ‼ 今日は年明けの営業を見据え「低玉部門の固定客づくり」について話をしてやる。勉強しないヤツには、かかと落としをお見舞いしてやる‼ 分かったか‼

低玉固定客の2大客層「若者」&「おばちゃん」 

オイ、お前等。まずは表(写真2枚目)を3分くらいじーっと見やがれ。

表はパチンコを「趣味娯楽」に挙げる20代~60代の合計3600人以上を対象に調査を行った「直近1ヵ月の低玉遊技率」だ( ※2014年1月、2014年12月の2回インターネットで調査実施)。2014年1月、2014年12月の2回調査を行っている。まず、プレイヤー全体の「低玉遊技経験率」は1月59.1%、12月59.8%。パチンコプレイヤーの約6割は低玉パチンコを遊技している実態が把握できた。その中でも遊技経験率の高い客層をクローズアップすると、男性20代、女性20代、女性60代、女性50代等の遊技経験率が高め。「若者とおばちゃん」という2つの客層を常連客化することは、低玉部門の客数アップに繋がりやすいといえる。「おばちゃん」が低玉客の常連客層であることは周知の事実だが、「若者」の低玉遊技率の高さに着目している企業はまだ少な目の印象だから。若者向け版権機機種、萌え系機種等を低玉部門に継続導入すると効果的な施策になりやすいと分析している。共感したヤツはぜひ実践してくれ‼

「おじさん」の低玉遊技率が顕著に伸びる‼

もう1つの着目ポイントは、おじさんプレイヤーの低玉遊技経験率の伸びだ。2014年1月と2014年12月を比較すると、男性40代で5.3ポイント伸び 、男性50代で3.1ポイント伸び、 男性60代で2.4ポイント伸び、特に40代〜50代のプレイヤーの低玉遊技経験率が伸びていた。これは MAXタイプ新台の増加により、遊びやすさを求めるおじさん客層が低玉に流れたことが主要因だと分析している。つまり、MAXタイプの大型機種登場後は反動として、おじさんプレイヤーの低玉流入を想定しといた方が理に適った営業施策になるといえるな。 11月の北斗を契機にMAX大型機種の登場が相次いでいるので、年初はおじさんプレイヤーの懐具合はかなり厳しくなる。店舗全体の客数を維持しようかと思ったら、1月中旬頃から「北斗」「エヴァ」などを早めに低玉部門に導入して、おじさんプレイヤー向の低玉部門強化施策に取り組んだ方がオレはいいと思うぜ。こっちもぜひトライしてくれ。 2015年は低玉部門の稼働アップ施策は大事だからな。今日の話、実践しろよ。本日はこれまで‼ またな‼

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グローバルアミューズメント(株) 代表取締役 青山真将樹

元 Hondaの商品企画プロジェクトリーダー。2007年とあるコンサル会社に入社。在籍6年9か月で4度の年間コンサルティング受注額1位を獲得。トップ コンサルタントとして活躍する一方、サラリーマンコンサルは業界に貢献できないと痛感。2013年12月独立。各種データを駆使し、メーカー& ホールの双方にコンサルティングを行う業界唯一のコンサルタントであり経営者。

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