大手法人機械対策課SH@CKの新台講座「Sモグモグ風林火山」

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【月曜】大手法人機械対策課SH@CKの新台講座

今週は5月20日導入開始予定「S天晴！モグモグ風林火山」（ネット）全国8,000台

ネットを代表するコンテンツの一つでもあり、市場に同社の名を広めた機種と言っても過言ではないシリーズ。
初代は初のテクモ協力機種で、後の「スーパーブラックジャック」「賞金首」「十字架」へと続いた。シリーズでは本機で5作目になり、一定のファン層も存在する。さらに、本機は同社の新社長就任と同時に発表された機種でもあり、本機へ掛けた想いや再出発の門出に相応しいコンテンツとして今後も含めた市場活性化に期待したい！

そんな本機のスペックは純増3.0枚/GのAT機となっており、ベースは約43.6G/50枚と6号機では若干低めのベース値だ。
通常フローは、レア役とゲーム数による抽選と、期待値50%にもなる500G周期到達がメインの初当りとなる。初当時の期待値は約1,000枚にも及ぶ仕様となっている！期待値の高い初当りだけに確率は重めで「①1/817～⑥1/560」となり、疑似ボーナスをループさせる仕様だ。
ボーナスの獲得枚数は「BB：約184枚・RB：約46枚」なのだが、本機は疑似ボーナスでありながら『JAC外し』の技術介入要素が存在する！効果は『約15枚～35枚』で、ボーナスループ仕様のため連荘した時の効果は絶大だ。
出率も「フリー打ち時：①97.8％～⑥103％」に対し「JAC外し時：①100.8%～⑥106.3%」と、約3%も向上する仕様となっている！
ボーナス後は1回保証の32GのCZ『天下泰平モード』へ突入し、『約86%』の継続期待値を有したモードとなる。

演出においては、シリーズを踏襲した内容となっており、いわゆる『国盗り合戦』がベース。レア役やゲーム数による『合戦』にて敵将を撃破するのだが、あくまで『全国制覇』＝初当りになるというのがシリーズ作で初の仕様だ。

本機「S天晴！モグモグ風林火山」の訴求ポイントは『スペック』に尽きるだろう。一定数のコンテンツファンはいるものの、コンテンツ訴求をする程のものでは無いと言える。本機のスペック特徴である『初当り＝期待値1,000枚』『ボーナス連期待継続率86％』『JAC（リプレイ）外しの効果絶大』などスペック訴求が効果的となるだろう！ただし、ユーザー層に合わせるべき点で注意が必要で、中高年齢層のターゲットにも期待出来るコンテンツだけに『JAC外し』の訴求の仕方やハイエナ要素となる『500G周期』の訴求には十分配慮が必要と言えるだろう。

本機に関してはメーカー上層部の〝想い〟を非常に強く感じた機種ではある。が、全体の体質改善まではまだまだ時間が掛かりそうだと感じたのが本音である。
本機の仕様として『初当り期待値1,000枚』に対してベース43.6G/50枚での出率計算では、設定①から機械出率106.7%にもなってしまう。さらに設定⑥に至っては、初当り期待値が高設定ほど低い仕様でない限り、設定⑥の確率では106.3%等に収まる訳が無いのだ。

当然ながら問い合わせはしたものの回答は曖昧なものだった。『物売り』としての意識改革に今後は期待したい！