大手法人機械対策課SH@CKの新台講座「S鉄拳4」

2019.06.24 / 連載

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【月曜】大手法人機械対策課SH@CKの新台講座

今週は7月22日導入開始予定「S鉄拳4」(山佐)全国8,000台

業界の定番の一つとなった、格闘ゲームコンテンツとしては最多の「鉄拳シリーズ」!4号機ストック時代の初代から始まり、5号機時代にはA+ARTさらにATと3作がリリースされ、6号機の新時代に本機5作目がついにリリース開始となる!本機販売後の8月後半には開発メーカーは異なるもののパチンコのリリースも確定していることもあり、eスポーツでも題材に挙げられる程に「世界で最も売れている3D格闘ゲーム」として話題を生む事に期待したい!

そんな本機のスペックは純増4.0枚/GのAT機となっており、ベースは約54G/50枚。本機のフローはシリーズ初代のストック機を踏襲したものとなっており、ATによる疑似ボーナスを連荘させる仕様なのだが、内部的な状態が多岐に渡る点には注意が必要だ。
メインフローとなるのは2つのCZ、それに加え内部高確率と第三のCZといえる「鉄拳チャンス」にてボーナス当選を目指す。ボーナス終了後にはAT状態から通常状態になるのだが、内部的に「ボーナス高確率」か「鉄拳チャンス高確率」に滞在している可能性が高いものの、明確な告知がある訳ではないので詳細フローの理解が必要となる。

ボーナスは「ビッグボーナス:約126枚」「レギュラーボーナス:約56枚」に加え、本機のメイン出玉トリガーとなりバトルに勝利する限り継続するリアルゲージバトルAT「バトルボーナス:約100枚~140枚」がある。そして、この「バトルボーナス」へはBIG中の7揃いと、鉄拳チャンス中のボーナス当選から突入するのがメインフローとなる。
ボーナス終了後の「鉄拳チャンス高確率」にはRB終了後に移行する可能性が高い仕様で、複雑な仕様となっている!本機には天井も搭載されているのだが、有利区間終了条件がボーナス終了後の『各種高確率状態終了後から規定ゲーム数』となっているため『約1000G』と言った曖昧なものとなるので注意が必要だ。だが、天井到達時には「バトルボーナス」に加え『バトル勝利ストック』の恩恵があるとの事だ。

筐体上部左右にトリプル液晶を搭載した新筐体「阿修羅」がスペック以上に話題となっているのはご存知かと思う。そんな筐体を用いた演出においては、シリーズ最新作である『鉄拳7』が題材で、液晶演出は格闘ゲームとは思えないほど超美麗となっている。世界観となるバトルに関してもリアルゲージの『ガチバトル』なので、毎ゲーム成立役ごとの緊張感と臨場感が溢れるバトルとなっているのだ!

本機「S鉄拳4」の訴求ポイントは『コンテンツ&スペック』となり、コンテンツに関しては『シリーズ最新作』という点ではなく、eスポーツでの盛り上がりをリアルタイムでみせている事を訴求し、ハードルを下げる事がポイントとなるだろう。そして、機種名に「4」と記載されている点が原作ゲームからすると「昔の題材」だと誤認される可能性もあるので、『ゲーム最新作・7』が題材である事は必ず訴求すべきだろう!
スペックに関しては、ユーザーが損しない様に注意を払った訴求をメインとして、『即ヤメ厳禁』『天井ゲーム数注意』に加えて、展開次第では出玉イメージが湧き難い作りである事から『出玉フロー』の訴求をする事も効果的となるだろう!

新時代のメインとなる6号機。その1機種として、最新コンテンツなどの参入により市場が湧く事に大いに期待したい所だが、出玉面的には不安が非常に残る状況となっている。本機の出率は①97.3%~⑥108%とメーカー発表値も低めである事に加え、山佐機種の多くはメーカー発表を大きく下回るケースが散見される点も考慮した上で、遊技環境には注意が必要と言えるだろう!

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