大手法人機械対策課SH@CKの新台講座「Pハーデスジャッジメント」

2019.05.27 / 連載

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【月曜】大手法人機械対策課SH@CKの新台講座

今週は6月16日導入開始予定「Pアナザーゴッドハーデスジャッジメント」(メーシー)全国20,000台

業界オリジナルコンテンツの代表といえる『ゴッドシリーズ』のパチンコ最新作がリリース開始!
シリーズ機はスロットをメインに多く市場導入されてきたが、「CRミリオンゴッドライジング」「CRアナザーゴッドハーデスアドベント」「CRミリオンゴッドディセント」とパチンコも矢継ぎ早にリリースされ、本機で4機種目とパチンコもメインシリーズと言えるほどになった。前作の「ハーデスアドベント」ではクルーンタイプの始動口で尖ったスペックを実現したことが記憶に新しいと思う。だが、本機においても尖ったスペックとなっている点は、新規則機への“物足りないスペック”感を払拭する事に期待したい!

そんな本機のスペックは1種2種ハイミドル機で、4回1SETのリミット機となっている。類似機種としては「Pロードファラオ」に非常に近い作りで、新規則機でありながら1,500発規制を感じさせない仕様だ!
初当り時は50%でSET突入となり、突入すれば残りの3回の当りが保証される。そして、残り50%の未突入時でも1回転のみ2種当りの抽選を受ける事が可能であり、約1/3.71の2種当りを当選させる事で4回1SETの引き戻しとなる!1種2種のV確系スペックでありながら初当りの振分負け後に引き戻しが付く点も珍しいスペックであり、50%の突入振分と引き戻し約27%を合算して初当り時の突入率は約63%だ。
大当たり振分は『10R(特図1約900個・特図2約840個):0.5%・6R(特図1約540個・特図2約480個):99.5%』となりおおよそ500個×4回/SETとなる為、約2,000個がループする機種となる。SET終了後に未突入時同様の確率の約1/3.71の抽選を突破する事ができればSET再突入でループするのだが、SET終了時は未突入時とは異なり4回の抽選を受ける事が出来る為にループ率は約72%にも及ぶのだ!
内部的には複雑ではあるものの『2,000個×72%』という認識の機種だ!

演出においては、シリーズ同様に神々の世界観が表現され、前作と大きく異なるのは登場キャラが非常に多い特徴があること。スロットでもゲームフロー・演出が独特なためキャラなどが少な目だった事もあり、「ミリオンゴッドライジング」以上のキャラ数によって新鮮味が強い仕様となっている。
が、本機のメインとなる演出は右打ち時のスペック特徴を活かしたもので、シリーズならではの一撃フラグ演出をSETと保留連をうまく使って演出している点がパチンコではインパクトのある演出と言えるだろう!

本機「Pアナザーゴッドハーデスジャッジメント」の訴求ポイントは『スペック』となるだろう!
コンテンツの訴求は『GOD』のネームが全てであり、過去のパチンコシリーズ実績や世界観などの訴求は蛇足となる可能性が高い。やはり、本機は特殊なスペックこそが訴求する点となり、『初当りの50%が約2,000個(4回/SET)』『RUSH突入率63%』『約2,000個×約73%LOOP』など非常に目を引くスペックである事に間違いない!

実際に現市場機の中でもトップクラスの出玉性能を有しており、お盆商戦期のメインと目されている「牙狼8」「仕置人」などと比較しても本機は玉単価が20銭程度も上回る。本機を長期運用させていく事が出来た時には大きく売上に貢献する事だろう!ただし、1/319ハイミドルでは1種2種が短命に終わる傾向にある為、無理強いにならないように顧客動向には注意が必要な機種ともいえる。

本機のような、新規則でありながら1,500個制限にとらわれない機種のニーズによっては開発の方向性も多く変わってくるだろう。ベースを削減した分TSを軽めにした時にユーザーの反応も異なる可能性もあるし、「風営法議連の働きにより1,500個制限にも影響がある」などの噂も大きな変化をもたらすかもしれない。規制緩和の波はまだまだ続きそうな予感があるだけに、新規則機の売上の要となるパチンコ市場が活性化する事に期待したい!!

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