三木流「好稼働スロ配置の必勝術」
2014.07.28 / 連載【連載】三木貴鎬のパチスロ機械選定セミナー
[第8回]「ジャグラー」の後ろに何を置く?
皆さんこんにちは!!8回目の連載になりました。前回同様、今回も配列について考えてみましょう。
同タイプの機械を固めるということは機種配列での基本ですが、以前萌え系と言われる機械が流行った時に当然固めて設置したわけですが、「萌え系コーナー」とうたったところ稼動が激落ちしたということがありました。お客さまの趣味に踏み込んではいけないということが重要だと学んだわけですが、これはお店側のエゴの押しつけは良くないという一例でしょう。また音の大きい機械の背中側には音の静かな機械はやはり稼動が落ちますね。最近で言うと「ゴッド」が音の大きい機械として知られていますが、同じユニバーサルつながりで、「まどかマギカ」などを配置すると稼動が落ちます。比較的静かな「まどかマギカ」の置き場所は要注意。それと一番重要なのは「ジャグラー」の背中は「ジャグラー」。これ鉄則です。背中合わせに違う機種を置くと、「ジャグラー」の背中の機種よりも「ジャグラー」の稼働が落ちます。この事実は長年現場を見てきてはっきりしています。また壁島で背中に何もない場所の「ジャグラー」もダメです。「ジャグラー」はボックスでこそ活きる機種と言えます。あとは故障した機種の両隣の機種は稼動が落ちます。やる気がない機種と、お客さんが判断してしまうことが理由と言えますが、その両隣の機種の、設定を上げるなどの配慮が必要です。「腐ったリンゴが箱に一つでもあると他も腐る」。このことは配列を考える上で重要なヒントになります。バラエティーコーナーなんかでも、ダメな機種を放置し続けると、全体の稼動が落ちてくる・・・そんなイメージでしょうか。
【新規店で考えたい事】
①1列の台数は12台がベスト
増台、減台が最もやりやすく、設定が6段階である以上お客さんがオール設定を想起しやすいということもあります。
②台間は250ミリがベスト
最低この広さがないと居心地が悪くなるラインと言えます
③ ストレート島と変則島のハイブリッド
稼働のいい島は目立つようにし、必ずできる死に島は目立たなくするという戦略です。どちらかを採用する店舗が多いのですが、両方のいいところどりというイメージです。
まだまだ、たくさんのポイントがあるのですが、皆様参考になりましたでしょうか? 配列で稼動が左右する事がお分かりいただければ幸いです!!
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三木貴鎬
1972年生まれ。中央大学商学部卒。神奈川県をはじめ、東京都や千葉県などのスロ専で勤務。グループの複数店舗を指揮する統括部長などを歴任し、 2007年に独立。経験を生かしてコンサルタントに転身。2010年に都内にモデル店舗としてスロ専をオープン。現在もパチスロを中心に精力的にセミナー や講演会を行う。